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転生とらぶる
マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0990話
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「そう言えば、何だかんだ言いつつ俺が実際に戦うのは随分と久しぶりなような気がするな」

 シロガネが見える位置でツイン・ドライブで空中に浮かび、時折飛んでくるレーザーをEフィールドで防いでいるニーズヘッグのコックピットの中で呟く。
 帝国との戦いは戦力差が開きすぎていた影響もあって、俺は殆ど出番がなかったしな。
 それこそ、シャドウ、メギロート、イルメヤの3機種だけでどうにかなってしまう程に技術レベルや文明レベルそのものが圧倒的に差があった。
 となると、BETAの大氾濫の時……ん? いや、それだとそう前って訳でもないか。
 そんな風に考えていると、映像モニタに美砂の姿が映し出される。

『アクセル君、国連軍と欧州連合軍からの了解を貰ったわよ。やっぱり向こうでもミンスクハイヴから向かってきているBETAの相手は出来ないから、こっちに任せるって』
「そうか。……妙に時間が掛かったのは?」

 既にミンスクハイヴからのBETA10万規模がこちらに向かっているというのを察知してから20分が過ぎている。シャドウミラーとして考えれば、初動が遅いとしか言いようがないような速度だ。
 だが、美砂の代わりに映像モニタに姿を現したマリューが、どこか呆れた様に口を開く。

『あのね、アクセル。それはそもそもシャドウミラーが即断即決過ぎるのよ。敵の援軍を察知して把握してから、上にシャドウミラー協力の許可を貰って、私達に要請してくる。それを30分でやったのなら、とてもじゃないけど遅いとは言えないわよ。……もっとも、早いとも言えないけどね』
『確かにうちのトップは基本的に直感で判断して敵に突っ込んで行ったりするから、その辺の判断は早いわよね。……これでその判断が間違っていたりしたら笑い話にしかならないんだけど、最終的に見るとその判断が間違っている事は殆どないから何も言えないのよね。困ったものだわ』

 そう告げるのは、ニーズヘッグから少し離れた場所で同じくテスラ・ドライブで浮かんでいるヴァイスセイヴァーのコックピットにいるレモン。少し離れているのは、万が一にもレーザーによる攻撃に晒されない為か。
 いや、ヴァイスセイヴァーにしろ、動力源はブラックホールエンジンに換装されているし、テスラ・ドライブもフィリオのカスタマイズしたテスラ・ドライブを使っているから、グラビティ・テリトリーとEフィールドは装備していて、レーザーは物ともしないんだけどな。
 言葉では困ったと言っているが、その表情を見たり言葉を聞けば面白がっているのが明白だ。

「レモン、量産型Wやメギロート、シャドウへの指示は終わったのか?」
『ええ、その辺はもう完了したわ。取りあえず私達シャドウミラーはこっちに向かっているBETAに対応するけど、ブダペストハイヴの内部に突入した戦術機部
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