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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第九十九話 魔導師デビュー戦
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 アリサとすずかの魔術回路の安定化が無事に済んでから一週間後、時空管理局本局の演習室にて士郎のデバイスを使用した模擬戦が行われようとしていた。

 していたのだが

「……なんでさ」

 士郎の視線の先には演習室を監視及び見学することが出来る部屋。

 そこには士郎の騎士であるリインフォース、模擬戦でデバイスのデータを確認するためにプレシアとマリー、希少技術管理部魔術技術課の上司であるグレアムに使い魔のリーゼ姉妹。
 ここまではまだわかるのだが、リンディ、レティ、クロノ、エイミィ、なのは、フェイト、はやて、ヴォルケンリッター、アルフ、ユーノ、さらにはエステートと時空管理局の知り合いがほぼ勢ぞろいしていた。

 一局員の初戦とはいえ模擬戦にこれだけの面子が揃うなど士郎自身予想にもしていなかったのでため息が零れてしまう。

 そんな時

「そういうな、主はやてもテスタロッサ達もお前の実力を知らぬからな。
 興味津々なのだろう。
 もっとも私もこうしてお前と本気で剣を交えるのは初めてだからな、それなりに楽しみにしているぞ」

 そんな台詞を言いつつ、士郎の傍に降り立つ一人の女性。

「俺の相手はやっぱりシグナムか」
「なんだ?
 私が相手では不満か?」
「不満なんて無いさ。
 武器のタイプから恐らくシグナムだろうと予測していただけだよ」

 士郎の言葉にそれならいいがと首を竦めて見せるシグナム。

「さて、役者も揃ったのだし始めましょうか」

 プレシアがモニターが表示され、その声に士郎とシグナムが頷く。

「模擬戦のルールを説明するわ。
 管理局の戦闘訓練準拠で行い、当然だけど非殺傷設定で行うわ。
 カートリッジの使用に制限は無いけど、今回は両方共にアームドデバイスだからやりすぎて防護服を抜かないように注意して頂戴。
 何か質問は?」
「大丈夫だ」
「ありません」

 プレシアのルール説明に士郎とシグナムが首を横に振り、アイコンタクトで三十メートルの間合いを空け、向かいあう。

「さて、始めるとするか」
「ああ、レヴァンティン!」
「シュミーデアイゼン!」
「「騎士甲冑展開!」」
「「Anfang(起動)」」

 その言葉を合図に士郎とシグナムが騎士甲冑にその身を包む。

「ベルカの騎士の先達として負けてやるわけには行かないからな。
 本気で行くぞ、レヴァンティン」
「Jawohl」

 シグナムがレヴァンティンを正眼に構える。

「後輩とはいえ、たやすく負ける気もない。
 隙を見せたら遠慮なくやらせてもらう。
 行くぞ、ミーデ」
「Jawohl, Mein Lade」

 士郎がシュミーデアイゼンを自然体で握り構える。

「これより模擬
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