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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第九十九話 魔導師デビュー戦
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あっ!」
身体を一気に回転させ真紅の魔力を纏い、連結刃を迎撃し、弾き飛ばす。
だがその隙をシグナムが逃すはずも無く、踏み込み蹴りを放つ。
シグナムに蹴り飛ばされる士郎。
しかし、その蹴りはしっかりとガードし、自ら地を蹴る事で威力を逃がしていた。
さらに蹴り飛ばされながらも空中跳躍の要領で、空中を手で叩き、飛行魔法を使う事無く最低限の体勢を整え
「ミーデ!」
「Explosion, Bogenform」
シュミーデアイゼンのカートリッジが一発ロードされ、双剣の柄が連結し一つの弓となる。
引かれる弦に番えられる実体弾の矢。
そして、放たれる必中の九射。
それをシグナムは連結刃を振るい叩き落す。
その隙に着地し、弓を構えなおす士郎。
そんな士郎に向けて大技を放とうと連結刃を引き、鞘に収めるシグナム。
「抉れ!」
「Explosion, Spirale Kugel」
シュミーデアイゼンの二発のカートリッジがロードされ、二本の矢が絡み合い捩れ、一つの矢となり魔力が込められる。
「Explosion」
「飛竜―――一閃!!」
鞘に収められたレヴァンティンの最後のカートリッジがロードされ、抜刀のように連結刃が抜き放たれる。
「螺旋弾!」
士郎の弓から放たれた螺旋弾は正確に連結刃の先端を捉える。
だが、士郎とシグナムでは魔導師としての根本的な魔力量に差がある。
結果として士郎の放った螺旋弾は軌道が逸らされ、シグナムを捉える事無く壁を撃ち抜く。
そして、螺旋弾により威力が殺されているとはいえ、士郎に迫る連結刃は、士郎の実力からして防ぎきることは出来ない。
故に士郎が取った選択は防御ではなく迎撃。
士郎が弓の柄を両手で持つと
「Zwei schwertform」
柄の連結が解かれ、シュミーデアイゼンの形態が元の双剣に戻る。
そのまま、この試合の最初の一撃と同じように腕を交差し構える士郎。
「Explosion」
「紫電―――」
真紅の魔力が噴き出し、シュミーデアイゼンを纏う。
そして、迫る連結刃を冷静に見据え、踏み込み
「―――双牙!!」
一閃し、弾き返した。
レヴァンティンの形態もまた弾き飛ばされた連結刃を回収するように
「Schwertform」
元の剣に戻る。
「弓といい、剣といい、いい腕だ。
特に弓は凄まじいな」
「ありがとう。
しかし、実際に戦うと剣の腕は言うまでもないが、連結刃もずいぶんと厄介だな」
「褒めても手加減はせんぞ」
「残念、少し期待したのだが」
この濃密な模擬戦の戦いぶりを互いに称えなが
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