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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第九十九話 魔導師デビュー戦
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戦を開始します。
 それでは、試合開始!!」

 プレシアの言葉で戦いの火蓋は切って下ろされた。



 試合開始と同時に士郎とシグナムが同時に踏み込み

「「紫電―――」」
「「Explosion」」

 レヴァンティンが一発、シュミーデアイゼンが二発のカートリッジがロードされ膨れ上がる魔力。
 振りかぶられたレヴァンティンは炎を纏い、腕を交差し構えられたシュミーデアイゼンは真紅の魔力を纏う。

 両者の地上での疾走は一瞬で三十メートルの間合いを駆け抜け

「―――一閃!!」
「―――双牙!!」

 振り下ろされた一閃と十字に交差する双牙が正面からぶつかり合う。

「「はああああっ!!!」」

 力が拮抗するも士郎が押される。
 だが次の瞬間

「ミーデ、カートリッジロード!!」
「Explosion」

 シュミーデアイゼンにさらに二発のカートリッジがロードされ、膨れ上がる魔力。
 シグナムも耐えようと踏ん張るも拮抗は一瞬。

「おおっ!」

 衝撃で両者が弾かれながら、跳ね上がるレヴァンティンと不安定ながら振りぬかれたシュミーデアイゼン。

「打ち勝った!!」
「正面からの打ち合いで士郎が押し勝ちやがった」

 その光景にフェイトが驚きの声を上げ、ヴィータも強引な力技に目を丸くする。
 他のメンバーもあそこからさらにカートリッジのロードをするとは思わず、目を丸くしている。

 そして、打ち勝った士郎が僅かに早く体勢を立て直し、再び踏み込む。
 僅かな遅れ
 だが、剣での戦いの中では致命傷となる遅れ。

 それは

「レヴァンティン!」
「Explosion, Schlangeform」

 レヴァンティンが連結刃へと姿を変える事で覆り、連結刃の刃が踏み込んだ士郎に迫る。

 しかし、士郎の表情に焦りや緊張はない。

「阻め、鋼の軛!」
「Explosion, Stahljoch」

 シグナムの向かって突き出た複数の刃は連結刃を阻む盾となり、士郎の足場となる。
 だが士郎が軌道を変え、魔法を発動のために僅かに行った減速の時間にシグナムは体勢を立て直し、士郎の経験が少ない空へと舞い上がろうとする。

 しかし、シグナムが完全に空に上がるよりも早く。

 士郎が間合いを詰め、剣を振るう。

 士郎の初撃をかわし、二撃を魔力を纏った鞘で受け止める。
 士郎は鞘で止められたことに驚くことも無く、さらに追撃を放とうとするが

「ちっ!」

 背後から迫る危機を本能的に感じ取り、視線を向けると鋼の軛に弾かれてもなお士郎を追う連結刃。

 三撃目をシグナムでは無く

「Scharlachrot Wirkung」
「は
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