第十一話 襲撃は突然に
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の一手が撃てるわけですけどね)
(うるせぇ。勝てば官軍なんだよ)
両方の銃を重ねて前に出し、自分の魔力と辺に飛散した魔力を一点に集束する。
何とか不意を突いたりすることで、今までのらりくらりとかわしてきたがこのままでは何をするにも力不足になってしまうだろう。
自分より格上の相手に対しては何もできずに、誰も守れないという現実をたたきつけられるだけだろう。
だからこそ――
「――だからこその、この一撃だ!」
『魔力装填率90%以上、魔力集束率92%。行けます、マスター』
こっちの狙いが解ったらしくこっちの方へ全力で寄って来る。だが……
「間に合わねぇよ」
そうして装填の完了した引き金を引き抜く。
これが今の俺に出来る全力、最高の一撃。
「シューティングスター・バレット!」
その言葉とともに銃口だけでなく周りからも集束された一撃が放たれる。
その名の通り流星の如く一撃。
俺自身の魔力はそんなバカみたいに多くはないが、周りに飛散した魔力をかき集めることでこの程度の一撃は放つことができる。
自分自身を変えようとした結果の試練だというのなら俺はどんな事も受け入れよう。
それがどんな運命だろうと、きっと……。
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