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詩集「棘」
Rain

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心まで冷やすような
雨は誰の意も介さず
天空よりそぼ降っては
無闇に大地を叩いてる

想いにさえも降り頻り
凌ぐ木立を見付けられない
ずぶ濡れの心 優しさ擦れ
淋しさが…沁み込んでく…

Rain...恋しさが溢れる
君に触れたいと焦がれる
いつか消え逝く魂(ココロ)の叫びは
雨の中でこだまする…


想い冷やす長夏の雨
泣けない僕を嘲笑う
哀しい気持ち 無理をして
密かに抱いて 隠してる…

聞こえぬように君の名を
呟いては雨に消されてく
望みは虚しく 君はいなくて
鈍色の…雲だけが流れ…

Rain...愛しさが募って
君へと想い降り注げ
忘れられ逝く僕の想いを
君の心へと 届けたい…


冷たい蒼のターコイズ
そっと手のひらの中…包み込んで…


Rain...恋しさが溢れる
君に触れたいと焦がれる
穢れなく君を想う心は
いつか晴れ渡る…きっと…

空へと虹を架けてゆく…




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