第五章 過去との決別 〜ミッドチルダ J・S事件〜
最終話 少年の内に秘めたる思い
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弱くなると共に右刀で風を斬りはらい、ビットを周囲に展開する
俺のビットは長方形の形をしている。防御と攻撃を両方行うことができ、防御するときは上下に少し開き、そこからバリアを発生させる。攻撃時には4基で一つの蓋なし立方体を作り一基となり、砲撃を放つ
それが全部で16基、俺の周囲に滞空している
「これだけじゃないぞ...。刮目しろ、これこそ原初の魔法!源流魔法式、エミュレートスタート!」
足元の魔法陣が、ミッド式のものから変わる。丸だったものが、丸の中に三角形が入っている。それはまるで、ミッド式とベルカ式の魔法陣を重ね合わせたようである
「エクストリームーーーーー」
左手の銃を嵐の中心にむける。カートリッジが3発ロードされ、先端には先程と同じ魔法陣。さらに周囲には攻撃モードとなった4基のビット、それらの後方にも同じ魔法陣が展開している
「バスター!!!」
トリガーを引き、5つの光が迸り嵐をかき消す。俺は多少のダメージを与えられたと思ったが
「..........」
「おいおいまじかよ」
全くの無傷。それどころか俺の砲撃の一部を吸収して自分に纏ってやがる
次なる攻撃に移ろうとした瞬間、未来線が俺の額を貫く。不味いと思いビットを防御モードで一基置く。俺が認識したのとほぼ同時に目の前にあいつが現れビットのバリアに剣を突き刺す
早すぎるだろう....!
このままだと遠距離に逃げる前に追いつかれる。なら、近接戦を受けるしかないか
左も刀に変え、あいつに斬りかかる。刀に変えると同時にビットは砕かれ、俺の額に剣が突き立てられようとするが、それを左で弾く。そのまま返す刃で斜めに斬り落とす。後ろに躱されるが、残っている攻撃ビット3基を使い追撃する。あいつはそれを態勢を整えながら左右に避ける
「くっそ、周囲の魔力も集めて身に纏ってるのか...」
このままじゃやばい。集めれば集めるほど身体能力は上がり、魔法の威力は上がり、さらに速度も上がる
向こうと違いこちらは今でも速度が下がってきてる。当然か、それはこの身が幻想から現実に戻ってきてることの証。速度が下がっていく代わりに俺自体の存在強度も上がってきてる。
このまま長期戦をやるのは不味い。ならば...
「短期決戦、やるぞ」
最大火力を持って落とす!
「桜花派生!」
足元に陣を張り、そこを足場として桜花を使う。刀は二本共に腰に構え...
「烈風、二閃!」
神速でもって突きを放つ!
ガキン!
だが、それだけでは相手の鎧を貫けなかった。このまま停止してしまったらいい的なのは理解していたので、そのまま通り過ぎる
これでも貫けないとすると、高威力砲撃か、あるいは雪月花並みの奥
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