第百六十八話 破滅
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「そうだ…なりたいものがあったのに、いつの間にかそれは考えちゃいけないことだと思ってた…。でも違うんだね!!」
シグナム「人が何を言ったとしても関係無い!!夢を語って何が悪いというんだ!!」
「そうよね…夢を見るくらいは自由なはずよね…!」
一輝「考えるだけじゃねえ!努力すればきっと実現出来るはずだ!!」
「夢を実現する力って、僕達にもあるの?」
フェイト「勿論!!」
「本当に…?」
【本当!!】
【本当の本当に?】
【本当の本当だ!!】
子供達の言葉を、ここにいる全員が肯定してくれる。
「何だか嬉しくなってきた…!!」
「何だか出来るような気がしてきたよ!」
ユーノ「絶対出来るさ!!諦めない限り絶対に!!」
「うん!僕きっと夢を叶えるよ!!」
漫画家が夢だと言った少年が、穴を潜り抜けデジタルワールドへと足を踏み入れた。
そう、自分の足でデジタルワールドに。
アリシア「ほら、みんなもおいでよ!!」
アリシアの声に促され、他の子供達も次々に足を踏み入れる。
デジタルワールドは彼らが思っているよりもずっと近かったのだ。
子ども達が、後ろ向きな考えを捨て、未来を信じる事を約束した時だった。
突然彼らの足元に光が生まれ、デジタマから生まれたばかりの幼年期デジモン達が現れる。
[はじめまして!]
[ぼく、きみのぱーとなーでじもんだよ!]
デジモン達は例外なくその顔に笑みを浮かべていた。
それは運命のパートナーに巡り会えた者だけが浮かべる本当に嬉しそうな笑みだった。
幼年期のデジモン達が子供達の腕目掛けて飛び込む。
[わたしたちのこと、しんじてくれてありがとう!!]
子供達が自分のパートナーデジモンをキャッチする。
その手の中から光が漏れた。
そこにあったのは、それぞれのデジヴァイス。
「デジヴァイス…?」
「僕の?」
「僕のデジヴァイス?」
「僕にも夢を実現する力があるんだ!!」
「私にも…!!」
及川「……俺は、自分に夢を叶える力があることを信じることが出来なかった。人は誰でも挫けてしまう。でも俺は、それを乗り切ることが出来なかった。俺にも夢を叶える力があれば君達のように、冒険することが出来たんだろうか…?」
伊織「出来ますよ。こうやって…デジタルワールドに来れたじゃないですか!!」
ヒカリ「想いがあれば…過ぎてしまった過去は消せないけど、それを乗り越えることは出来ます!!」
及川「…そうだね……」
?[ゆきお]
全員【!?】
?[ゆきお、まってたよ]
及川の足元に1体のデジモンがいた。
なのは「及川さんの、パートナーデジモン
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