ファイアーボール
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!」
「捕まえろ!!」
王国軍はルーシィさんを見てこちらに一気に迫ってくる。
「どうしよう・・・あたしの計算じゃ、ロキなら全員やっつけられると思って・・・」
「姫、僭越ですが私も本気を出せば」
おお!?バルゴさんも戦えるのか?
「踊ったりもできます」
「帰れ!!」
踊らなくていいような・・・そんなうちにも王国軍はこちらに迫ってきている。
「もう!ルーシィさんやっぱり使えないじゃん!!水竜の咆哮!!」
「使えないってシリルひどい!!」
ルーシィさんがなんか言ってるけど、だって本当のことじゃないですか。
俺の咆哮を受けて王国軍は結構な人数が倒れてる。よし!このまま一気に・・・
「なんだ!?この小娘!!」
「口から水を吐いたぞ!?」
「女の癖になんつう力だ!!」
「この女!!」
・・・・・・・・・・・
「シリル?」
「う・・・」
「どうしたの〜?」
「うわ〜ん!!」
「泣いた!!」
「なんで!?」
「だって・・・こんな大勢に女女って・・・」
俺は悲しくなってきて膝をつく・・・ダメだ・・・力出ないや・・・
「なんだ?どうした?」
「あの小娘、いきなり泣き出したぞ!!」
「チャンスだ!!捕まえろ!!」
王国軍が俺が座り込んだのを見てこちらに向かってくる・・・やべぇ・・・けど・・・なんかもう力出ねぇ・・・
「しょうがねぇ。やるしかねぇな。こっちのルールで」
「もう使い方は大丈夫です!」
ナツさんとウェンディが闇市で買った魔法で王国軍に向かっていく・・・けど・・・
「うわああああ!!」
「きゃああああ!!」
王国軍にいとも容易くやられてしまう。やっぱりダメか・・・
「ナツとウェンディが全然ダメだ!!」
「シリルとルーシィさんよりましだけど〜!!」
「ごめんなさ〜い!!」
「すみませ〜ん!!」
だって・・・なんか悲しくなったんだもん・・・
「まずいわ!!飛行船が!!」
シャルルの声が聞こえて横目で飛行船を見ると、既に離陸を始めてしまっている。
「あれに乗らなきゃ間に合わないのに!」
「くそぉ・・・」
「そんな・・・」
飛行船はそのまま王都へと飛んでいってしまう・・・残されたのは王国軍に捕まった俺たち・・・もうダメか・・・
俺がそう思った時、遠くから何やら音が聞こえてくる。
王国軍もその音に気づいてそちらを向く。そこにはこちらに向かってきている魔導四輪が見えた。
「「「「「「「「「「うわああああ!!」」」」」」」」」」
その魔導四輪は王国軍に突っ込んでいき、王国軍は一気に飛ばされる。その魔導四輪には妖精の尻尾のギルドマークがついていた。
「ルーシィから
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