暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico22竜の強襲〜The 2nd task force : Dragon Eyes〜
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†††Sideアリサ†††
夏休みも残り数日となったある日、あたし達チーム海鳴は夏休み最後の思い出に、海鳴市郊外の山中にある温泉旅館・山の宿へと1泊2日の旅行にやって来たわ。
「――あれから1年ちょっとかぁ。・・・1年。口にすればあっという間だったけど、その内容はすごく濃いわよね〜」
あたしは思い出深いこの旅館を眺めながらそう言ってみた。あたしとすずかは、この旅館で魔導師になって、初めて魔法戦を経験した。すずかも同じ思いだったみたいで「そうだね。私は色々な事が初めてだったから余計に驚きだったよ」って感慨深げに言った。
「にゃはは。アリサちゃんは、セレネちゃんとエオスちゃんから魔法を知らされていたけど、すずかちゃんはここで一度に知っちゃったんだもんね」
「あたしとフェイトが、アリサとすずかと対面したのもここが最初だっけか?」
「あ、うん。えっと、あの時は本当にご迷惑をお掛けしました」
なのはとフェイトとアルフも当時のことを思い返してるみたいね。ジュエルシードを巡る、なのは・ユーノ・セレネ・エオスと(あとでシャルたち管理局も参戦)、フェイトとアルフとプレシア、そしてテスタメント・ステアの戦いに、あたしとすずかも参加した。
そう、あたしとすずかにとってはここがスタート地点。ジュエルシードに願って魔導師にしてもらって、プレシアの名前を取ったPT事件を最後まで見届けた。得たモノもあるし、失ったモノもあった事件だったわ。
(ステアとプレシアは亡くなって、けどアリシアが蘇ったのよね)
悲しい事もあったけど、それでもあたし達はPT事件を乗り越えた。そんな思い出深い場所に、あたし達はやって来た。PT事件に関わりのあったあたし達が旅館を眺めていると、「話には聞いてたけど、ホンマに歴史ある場所なんやな」はやてが微笑んだ。シャルも「あとで、どこで覚醒したのか見に行きたいなぁ」って、森の方を見た。
「そうね。行ってみようかしら。あたしとなのはとすずか、チーム海鳴初期メンバーの始まりの場所に」
「うん。でも今はとりあえずチェックインだけは済ましておこうか」
散策はいつでも出来るから、思い出の場所巡りはそれからにしようってすずかが提案。みんなはそれで納得みたいで、思い思いに旅館の中へ入ってく。カウンターでチェックインの手続きをするのはシャマル先生と人型に変身したザフィーラ、そしてフェンリル。
いくら自分自身の宿泊代(フェンリルの代金はルシル払いのようだけど)は出すにしても、あたし達はまだ子供だから、財布からお金を出すわけにはいかない。人数分の宿泊代をまとめてシャマル先生たちに預けて、支払ってもらうことにした。
(大人が子供にそれぞれお金を出させたとなると、旅館の人たちのシャマル先生たちの心証が悪くなってしま
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