暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico22竜の強襲〜The 2nd task force : Dragon Eyes〜
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リンドヴルムの連中を超えてる。コレって完全に弱いイジメのパターン。でも手加減はしない。これまで局はコイツらに苦汁を舐めさせられていたんだから。
ヴィータは同じハンマー使いを、シグナムは剣使いを、ザフィーラはグローブをはめた奴と、ルシルは槍使いを、そしてわたし達は全身甲冑の奴を。甲冑男は「数の暴力だと!? 貴様ら、それでも管理局員か!」って、彼を包囲するわたし達へ向かって怒鳴った。

「強奪犯がうだうだ言ってんじゃないわよ! フレイムアイズ!」

――フレイムウィップ――

アリサが繰り出すのは炎の鞭。今ではカートリッジをロードしなくても発動できる攻撃魔法。甲冑男は「くそっ」って悪態を吐いて、わたし達に向かって突進して来た。そして炎の鞭が当たった・・・と思ったんだけど、当たる直前に消滅した。アリサだけじゃなくわたし達も小首を傾げる。

「ハ、ハハ、ハハハ! ど、どれだけ魔力があっても、やっぱこの甲冑の前じゃ魔導師なんてザコになっちまうんだよな!」

甲冑男の突撃を横や上空に跳ぶことでわたし達は回避して『なのは、フェイト。魔力弾お願い』思念通話で2人に指示すると、『了解!』不満も言わずに答えてくれた。

「アクセルシューター!」「プラズマランサー!」

制止した甲冑男の背後になのはとフェイトの攻撃が撃ち込まれたんだけど、「また・・・!」着弾直前に消滅した。もう1度突撃して来る甲冑男。わたしはすぐさま『はやて、リイン。ベルカ式の魔力弾!』今度ははやてに指示。

『了解や』『はいです!』

――ブラッディダガー――

ユニゾンはやてが発動したのは血色の短剣による包囲攻撃。それと一緒にわたしは“キルシュブリューテ”を勢いよく振るって地面を穿って、魔力付加の無い純粋な物理攻撃――石礫を繰り出す。すると、はやて達の攻撃も着弾時に消滅したけど、わたしの石礫は、カツン、と当たった。

「決まり! ソイツの甲冑、AMFを使ってる!」

AMF――アンチ・マギリンク・フィールド。フィールド系の上位魔法で、魔力結合・魔力効果発生を無効にすることが出来るAAAランク魔法防御だ。出力によっては今のわたし達の通常魔法じゃ決定打を与えることが出来ないうえ近付いただけでバリアジャケットが掻き消される。

「チッ。もうバレたかよ! だが、判ったところでどうしようもないだろ! 魔力全開でようやくどうにかなるって話だ! それにな! コイツの出力はこんなもんじゃないぞ!」

相撲の四股を踏む動作をした甲冑男。すると「うぐっ・・・!」AMFの出力や効果範囲が上がって、わたし達のバリアジャケットが強制解除されてしまった。唯一、Sランクのはやてだけがなんとか騎士服を維持してるけど、「あ、アカン・・・、キツイ・・・」かなりギリギリなよう。

「ア
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