暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico22竜の強襲〜The 2nd task force : Dragon Eyes〜
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い。だけど、私はそれ以上の速さを持つ攻撃を何度も経験してる。

「スノーホワイト・・・!」

≪アイスミラー!≫

爪が到達するより速くシールドを展開すると、「魔法!? 魔導師か!」あの人たちが一斉に身構えた。

「何故、管理外世界に魔導師が居る!?」

「俺の一撃をあっさり防ぎやがった・・・!」

「見た目に惑わされるな。あの子供、戦闘経験があるぞ」

今の攻防で一気に警戒されちゃった。子供だから相手に油断が生まれやすくなる、ってルシル君は言っていたけど、相手によっちゃそのアドバンテージも、活きるより先に崩れちゃう。

「・・ぅ・・うぅ、ここ・・・は・・・?」

「っ! 気が付いた? 怪我とか苦しいとかは無い? 」

「・・・あ・・・きみ・・・だれ・・・僕・・・は・・・」

「あ、私、月村すずかっていいます」

「・・すず・・か・・・う・・・」

≪また意識を手放してしまったようですわね≫

「・・・だったら、早くあの人たちを捕まえないとね」

≪そうですわね。・・・封時結界、発動します≫

戦闘の為の結界を発動。これで周囲の被害を抑えられるし、何よりみんなに異常事態を報せることになる。すぐにでもここに集まってくれるはず。まずはバリアジャケットへと変身。そして男の子を庇うように前に躍り出る。

「時空管理局本局・第四技術部所属、嘱託魔導師、月村すずかです。管理外世界への渡航許可証は・・・やっぱりないですよね?」

「管理局員だと・・・!」

「くそ! 殺して口封じなんて出来ないぞ」

「相手はガキ1人。事故に見せかけて殺せ」

また、殺せ、って言った。脅迫罪の追加。管理外世界への不法渡航、武装所持、戦闘・傷害未遂、男の子への誘拐・監禁未遂などなど。上げていけば切りがないよ。とりあえず、「えっと〜、ごめんなさい。私は1人じゃないんですよ」そう言ってニコッと笑顔を作ってみる。

「なに・・・?」

「・・・なぁ。この世界、管理番号いくつだ・・・?」

「は? んなこと、どうでもいいだろうが。早くその小娘を黙らせて、あのガキを回収するぞ」

「いいから!」

「・・・確か、第97管理外世界・地球・・・だったか」

「極東の島国で、国名はニッポン」

「ちなみに、この街の名前は海鳴市です♪」

最後に私はそう付け加えると、1人の男の人の顔が青くなって、「ウミナリ・・・、まさか、お前は・・・チーム海鳴、なのか・・・!」って呻いたから、「はい。そのチーム海鳴です♪」答えてあげた。

「っ!・・・くっそ! チーム海鳴だ! 管理局広報誌で取り上げられていた! 幼くも局内上位クラスの魔導師が集った、新進気鋭のチーム! 平均魔力・魔導師ランクAAAの! しか
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