マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0989話
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ラーに所属しているからそういう感想を抱くのか。
「それはしょうがないわよ。戦術機のメインの武器は突撃砲なんだから。……意味が分かる?」
「えっと……突撃砲……ああ、残弾数ね!?」
「よく出来ました。突撃砲は当然の如く実弾だから、どうしても敵に撃つと残弾が減っていくわ。それに比べてシャドウミラーの機体はメインがビームでしょ? 勿論ビーム以外にも実弾兵器を持っている機体は多いけど、それでもやっぱり主力武装はビームなのよ」
だろうな。確かにマリューの言う通りシャドウミラーの機体のメイン武装はビーム系だ。
マリューの説明に頷いている円と美砂に、レモンが笑みを浮かべて言葉を挟む。
「残弾の心配をしなくてもいい、シャドウミラーの機体に使われているブラックホールエンジンは殆ど永久機関に近い、実弾とビームだとビームの方が圧倒的に威力が高い。ま、これがシャドウミラーの機体がビーム兵器をメインにしている理由ね。もっとも、中にはビームそのものを無効化したり、あるいは反射したりする装備を持っている機体も、多くはないけどいない訳じゃないわ」
その言葉通り、スパロボOGs世界ではその手のバリアを持っている機体は珍しくはない。
そもそも、テスラ・ドライブの余剰出力で張っているEフィールドもビームをある程度まで防ぐし、グラビティ・テリトリーもそうだ。
SEED世界でもラミネート装甲やフォビドゥンガンダムのゲシュマイディッヒ・パンツァーがあり、ギアス世界においてもブレイズ・ルミナスというバリアがある。
それらを考えると、やはり完全にビーム系だけに専念するのは危険なんだよな。
「……けど、アクセル君のニーズヘッグって実弾兵器積んでたっけ?」
ふと漏れた円のその言葉にマリューが苦笑を浮かべ、レモンも小さく笑みを浮かべて口を開く。
「まぁ、アクセルの場合はアダマンハルパーがあるし、そもそも相手がその手の防御装置を持っていても普通に攻撃を当てるしね」
「え?」
言っている意味が分からないと視線を向けてくる円と美砂に、小さく肩を竦める。
「ま、念動力やスライムと同じく、俺の特殊能力みたいなものだな」
そんな風に会話をしている間にも、軌道降下部隊は次々とBETAを回避しつつ、地上侵攻部隊の確保していたゲートから部隊ごとにメギロートを引き連れ、ハイヴの内部へと突入していく。
その動きには殆ど乱れた様子がなく、最初から最後まで自分のやるべき事をやっているといった感じだ。
当然エース部隊だからといって、1機も欠ける事なく全機がゲートに突入出来るという訳ではない。
移動の途中でBETAの攻撃を回避しきれずに撃墜される機体も少なからずある。
それでも地上部隊の受けている被害に比べると、その損害はかなり少なく
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