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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第474話】
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から僕ビックリしちゃったよ」
ラウラがそう言い、俺自身はわからなかったがシャルも同意する様に言うのでそうなのかもしれない。
何て言うか、褒められると妙にくすぐったく感じてしまう。
額の汗をタオルで拭っていると突如ラウラが――。
「ヒルト、噂を聞いたのだが……パートナーと上手くいってないのか?」
「ん?」
「あ、それは僕も聞いたよ? ――ってよりも、更識さんが一夏の所に通ってるの、僕見ちゃったんだよね……」
何だか不味いものでも見たように言うシャル、ラウラは俺を真っ直ぐ見据えつつも何処か不機嫌な表情を見せていた。
「上手くいってないのか……どうなんだろ? まあ彼女が一夏の所に行くのは構わないが、やはり大会の時ぐらいは連携の訓練はしたいところだな、これが」
「……そうだよね。 僕だったらヒルトと上手く連携出来るようにずっと一緒に居るのに。 ほ、ほら、六月の大会の時みたいに、ね?」
シャルの言葉にあの時の訓練がフラッシュバックされるように脳裏に過った――と、ラウラも対抗するように。
「ひ、ヒルト、無論私も付きっきりでヒルトとの連携訓練を行うぞ?」
「ん、ありがとな、ラウラ」
「う、うむ」
照れたのか僅かに視線を逸らすラウラ、シャルはそれを見てニコッと笑顔になった。
「……まあさ、あまり彼女の事を悪く言うなよ? 正直な話、俺はそんな話をシャルやラウラ、他の子から聞きたい訳じゃないからな」
「う、うん」
「わかった。 だが……少しは後悔させた方が良いのでは?」
言ってから何処からともなくナイフを取り出したラウラ、明かりに照らされたナイフの刀身は光輝いていた、ラウラが欠かさず手入れをしてるのがわかる。
「ナイフは仕舞えよラウラ。 ……こういう事は言って気付かせるよりも自身で気付かせた方がいいと俺は思うしな」
俺の言葉を聞き、ラウラはナイフを仕舞うと口を開く。
「だが、気付かない可能性もあるのでは? その場合はどうするのだ、ヒルト」
「……気付かない場合は、彼女自身が後々後悔するんじゃないかな?」
そう言葉にする俺だが、本当に気付かない場合はどうしようかと不安が過る。
制服に着替え終え、荷物を纏めるとシャルとラウラの二人も着替えを終えていた、ISスーツの上から制服を着たのだろう――というか、着替えが早すぎてビックリだが。
「とりあえずこの話はお仕舞いって事で。 ……でも、気にかけてくれてありがとな、二人とも」
俺の言葉に、二人とも照れくさそうな表情を見せ――。
「う、ううん。 ひ、ヒルトの事を気にかけるのは当たり前だもん」
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