Life5 紅の魔王と氷結の魔王
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な滅びの魔力の塊が、高速で士郎を消滅させんと迫っていく。
しかし、それを察知していたのか、はたまた出し抜こうと狙っていたのかまでの判別は出来ないが、士郎も名のある宝具にて対抗しようと、何時間にか黒塗りの洋弓を構えて、先端がドリルのような形状の凶悪な矢を放とうとしていた。
「I am the bone of my sword――――――偽・螺旋剣!!」
禍々しき弓矢は、空間を捻じり狂いながら、サーゼクスの巨大な魔弾に中心に的中した。
「壊れる幻想!」
そして止めの禁じ手を使って相殺しきる。
ズゥオッッン!!!
『っっっ!!?』
強大と凶悪のぶつかり合いによる相殺の余波たる豪風が、結果的に観戦状態になっていたリアス達を含む若手悪魔たちにも届いた。
その豪風により、ギャスパーの様にひ弱そうな眷属ら数人が、堪え切れずに倒れる。
「くっ!お兄様も士郎も此処までやるの!?普通じゃないわ!!」
全く以てその通りである。
別にお互い、全力で殺し合っているワケでもあるまいに・・・。
「見損なってくれて結構です!だからもう、私に干渉するのは控えて下さい!」
「断るよ!だからこそ君に、友人の何たるかを教示した上で、君を私の親友にする!!全力で」
「そんな事に全力を出さんで下さい!」
豪風を何とか凌ぎ切った、ギャラリー組の内の1人であるサイラオーグが呟く。
「それにしても、凄まじいな・・・。リアス、彼が例の魔術師なのか?」
「ええ、そうよ。名を藤村士郎。地位や名声なんかに興味が無かったと言う理由で私にも隠していた、幼馴染でもあるわ」
まるで頭痛に見舞われているかのように、頭を押さえながら質問に答えていくリアス。
因みに、今も戦闘は続いている。
「そうか。サーゼクス様とあそこまでやれるとは、大したものだな。機会があれば、是非とも手合わせ願いたいが、恐らく遊ばれるのが落ちだろうな」
「確かに士郎は規格外の魔術師だけど、サイラオーグから見ても格上なの?」
「戦ってみない事には判別出来んが、恐らくはな。現にサーゼクス様も彼の魔術師も本気ではないだろう」
「本気じゃないですって!?」
これで?と瞳で言うリアスに、何人か同意する。
「目を見ればわかる。恐らく、あの2人が本気だったのなら、とっくにこの会場は吹き飛んでいるだろうな。恐らくその余波で我々は全滅だな」
サイラオーグの言葉に息をのむ、若手悪魔たちとその眷属ら。
『フフ、確かにそうだろうな』
「ドライグ?」
戦いの余波を防ぐため、咄嗟に顕現させた|赤龍帝の籠手《ブーステッ
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