第66話 レイザーと14人の悪魔
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念獣に向かい、当たる寸前に直角に落ち念獣の足下に当たり、念獣がアウトになる。
「ほぉ、やるね」
アウトになった念獣が外野に行き、内野に転がるボールを拾い、最後の一人になったレイザーさんが笑う。
いや、レイザーさん。その笑顔は恐いです。
「まさかあのボールが落ちるとはね。あれかな、君がオーラを込めて威力を上げつつ、彼女はただボールを投げることに集中する。そして直球のはずのボールが落ちたということは君が込めたオーラでボールをコントロールしたというワケか」
バレてーら。
「だが、オレならあの程度の変化は対応できる。次は無いぞ」
「ああ。そうかもね。フェイト!」
そう声をかけてきたレイザーさんにおざなりに返事をし、「練」でオーラを練り上げ、「堅」で纏いつつ、オーラを「円」で広げ、万事対応できるように待つ。
フェイトもオレを見て何をすれば良いかわかったようで、同様に「堅」をしつつ、「円」を広げる。
俺達2人を見て、獰猛に笑いつつ内野の後ろの方から前へ走り、助走を付け勢いよく、当然オーラも込めて、下手投げで投げてくる。
「次は誰かな!?」
先程と勝るとも劣らない威力で投げられたボールは、キルア君に向かう。
キルア君が右に避けると急激に左に曲がり、その横にいたビスケさんとオレに向かってくる。
実力者であるビスケさんは曲がった後反応して跳んで避け、「円」で警戒していたオレも余裕で避ける。
そのボールを受け取った外野からそのまま狙われるが、レイザーさんからのボールとは段違いに弱くなっているので、普通にキャッチする。
もっとも「堅」をしてなかったら骨ぐらいは折れていたかも知れんが。
オレがキャッチしたことでプレイの流れが止まった途端、「ビスケ選手アウト!! 外野へ移動です!!」と審判がコールする。
どうやら上手く跳んで避けたと思ったら服に触っていたらしい。
これでこちらの内野は残り3人だ。
「次誰かが当たったらオレがバックするから!」
ビスケさんが外野に行ったら外野の方でゴン君が騒いでる。
ともあれ、試合再開だ。
「なんか良い手段はあんのかよ」
キルア君が心配なのかボールを持っているオレに声をかけてくる。
「あぁ、多分なんとかなるかな?」
そう言いつつ先程と同じようにボールにオーラを込めていく。ただし、その量は込めれるだけ込めるよう「練」も使い、増し増しにしていく。
フェイトの方もオレ同様「練」を使い、オーラの総量を爆発的に上げていく。
「さぁ、勝負だ」
オーラの込めたボールをフェイトに渡し、身体全体を強化したフェイトが渾身の力でそのボールをレイザーさん
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