第二十一話 角田大尉!作者は競馬はしない!!その三
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「あの連中も最低だけれどな」
「御前等も充分過ぎる位最低だからな」
「それを見るとな」
「本当に似てるな」
「何ていうかな」
「御前等がジャスティスカイザーだったりしてな」
ここで真実が語られたのだった。
「あの連中の正体が御前等とかな」
「そんなことあるかもな」
「まあこうした展開ってな」
「結構お約束だけれどな」
「そんな筈あるかよ」
「ないに決まってるだろ」
二人は友人達に平然として返した。
「ああいう奴の正体はわからないんだよ」
「全くな」
「何処の誰かな」
「誰の誰兵衛なんてな」
「絶対に誰かわからないんだよ」
「そこはお約束なんだよ」
コメディー作品では特にそうだ、主人公の正体は何をしてもばれないか最初から普通にばれているかのどちらかだ。
そしてだ、この作品はというと。
「この作品は絶対にわからない設定でな」
「作者がそう決めてるからな」
「ジャスティスカイザーの正体はわからないぜ」
「登場人物の殆どにはな」
だから二人も安心しているのだ、ばれないとわかっているからここで物語の核心の一つ自分達こそジャスティスカイザーではないかという指摘を受けてもだ。
「だからそんなこと言ってもな」
「誰かは絶対にわからない安心設定なんだよ」
「まあ俺達は主人公だからな」
「主役は最終回まで出られるぜ」
「それはいいだろ」
「羨ましいだろ」
下衆く話を変える二人だった、ドヤ顔の笑顔で。
「主人公の特権っていいぜ」
「いつも出番あるからな」
「何しても死なないし」
「人気投票やっても上位になるからな」
「いいだろ、主役」
「主役最高だぜ」
こう友人達にだ、イカサマダイスを操りつつ言うのだった。しかし友人達は二人に平然としてこう返したのだった。
「だからこの作品打ち切りあるだろ」
「あと路線変更もな」
「だから御前等もな」
「何時どうなるかわからないぜ」
友人達はドヤ顔の二人に冷静に突っ込みを入れた。
「新たな主役出るとか」
「他の人の作品でも普通にあるだろ」
「ほら、ガンダム種死とかな」
「あの作品主役交代しただろ」
「ああいうことあるぜ、世の中」
「ましてこの作品いつもそのこと言われてるだろ」
打ち切りだの路線変更だのがだ。
「それ見てたらな」
「御前等かなりやばいだろ」
「来週にもじゃないのか?」
「主役交代とかないか?」
「今週の最後で死んでな」
「来週から美少女が主人公」
そしてその美少女がだ。
「ブルマになったりパンチラしたりヌードになったり」
「そうした人気出やすい展開になるかもな」
「やっぱり男より女の子の方が人気出るんだよ」
「お色気路線でいくとな」
これもまた現実であろうか。
「だからな」
「
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