希望の鍵
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ルーエン近くの森にて・・・
「ここまで逃げてくれば大丈夫よね?」
「だと思うよ〜?」
俺たちはルーエンの街から一度出て、近くの森に身を隠している。さすがに王国軍もあの魔法を食らったあとだとすぐには追い付いてこれないようだな。
「しっかしお前、どうやってエドラスに来たんだ?」
「私たち、ルーシィさんも魔水晶にされちゃってると思って、心配してたんです」
「助かったのは俺たち滅竜魔導士だけだと思ってましたから」
俺たちはルーシィさんにそう言う。なんでルーシィさんは無事なんだ?
「ホロロギウムとミストガンが助けてくれたのよ」
「ホロロギウム!?」
「ミストガン!?」
ルーシィさんはホロロギウムが時空の歪みを感知したとかで助けられ、その後ミストガンに事情を説明され、エクスボールも飲まされて、こちらの世界に飛ばされたらしい。
ミストガンも意外と説明するのがめんどくさかったのかもね。俺にも説明してくれたし。
「で、誰か知り合いがいないかって、ずっと探してたのよ」
「ミストガンさん。どうしてエドラスの世界のことを知ってたんでしょう?」
「ミストガンはこっちの世界のジェラールらしいよ。だから顔が一緒らしい」
俺はウェンディにミストガンから聞いたことを簡単に説明する。てかミストガンもこっちに早く来いよ、と思ったのは俺だけじゃないはず・・・
「まぁ、そんなことはどうでもいいや。ルーシィさん!ミストガンからエクスボールもらったと思うんですけど・・・それウェンディたちにあげてくれませんか?俺もらうの忘れてたもので」
「え?あたしももらってないわよ?」
「「「「「「・・・は!?」」」」」」
ルーシィさんにそう言われて俺たちは思わず声をあげる。まさかミストガン・・・誰にもエクスボールを渡してないんじゃないだろうな・・・
「てめぇら、本気で王国とやりあうつもりなのか?」
「当然!!」
「仲間のためだからね!!」
エドルーシィさんの質問にナツさんとハッピーが答える。そりゃあもちろん!やるしかないでしょ?
「・・・」
「本当にこれ・・・あたし?」
「顔はそっくりだよ〜?」
黙ってしまうエドルーシィさんを見てそう言うルーシィさん。セシリーの言う通り、顔は同じだけど中身は大分違うからなぁ。
「魔法もまともに使えねぇのに・・・王国と・・・」
「ちょっと!!あたしたちは使えるっての!!」
ルーシィさんはそういって立ち上がる。
「ここは、妖精の尻尾現最強魔導士のあたしに任せなさい!!」
「いや、最強ならシリルのほうじゃねぇか?」
「いじけるわよ・・・」
うわっ・・・ナツさんの
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