希望の鍵
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が・・・炎が出てないぞ!?
「魔力は有限だって言っただろ!!全部の魔法に、使用回数が決まってるんだ!!」
「一回かよこれーー!!!?」
「使えねぇー!!」
「出力を考えれば100回くらい使えたんだよ!!」
出力を考えるとか・・・めんどくせぇ・・・俺は普通に魔法使えるからいいんだけどね。
王国軍はそんな俺たちに一気に迫ってくる。やっぱり、俺が行くしかないだろ!!
「いくぜ!!水竜の【スポッ】え?」
「あ!」
スポッという音のあとに突然俺たちを竜巻が飲み込む。まさかウェンディの空裂砲か!?どうなってんだよこれ!?
「何したウェンディ!?」
「ごめんなさーい!!」
「ほれ見ろウェンディの方がドジっ子だったー!!」
「そんなこと言ってる場合じゃないよ〜!!」
「「うわあああああ!!」」
俺たちは竜巻に巻き込まれたまま、どこかの家に入っていった。
どこかの家にて・・・
俺たちが今いる家の前を王国軍が通りすぎる。やれやれ助かった・・・
「なんとかまけたけど・・・このままじゃ街を出られないよ」
「不便だなぁ、こっちの魔法」
「ですね」
ナツさんとウェンディはエドラスの魔法の扱いづらさにしょんぼりしてきた。ウェンディは使い方をちゃんと聞いておいて。
「う〜ん〜・・・」
「どうしよう」
「別の出入口ない?」
「難しいな・・・」
「正面突破でもします?」
「それはやめろ!!」
「す・・・すみません・・・」
俺の提案はルーシィさんに即却下される。でも出入口は一つしかないし・・・どうしよう・・・
と俺たちが頭を悩ませていると、
「いたぞ!!妖精の尻尾だ!!」
「「「「「「「ギクッ!!」」」」」」」
外からそんな声が聞こえて俺たちは出入口を見る。しかし王国軍が踏み込んでくる気配がない。すると外から聞き覚えのある声がする。
「離してよ〜!」
「あれ?」
「この声・・・」
俺たちは恐る恐る扉を開ける。
「こっちに来い!」
「お前はルーシィだな?」
「確かにルーシィだけど・・・何なの一体!?」
そこには王国軍に腕を取られているルーシィさんがいた。たぶんアースランドの。
「ルーシィ!?」
「あたし!?」
ナツさんとエドルーシィさんはそれに目を丸くしている。なんでルーシィさんがあるんだ?
「痛いってば!!」
「なんでルーシィがここに?」
「ど、どういうこと?」
「わかんないよ〜!!」
セシリーたちもルーシィさんを見て目を丸くしている。だけど・・・そんなこと言ってる場合じゃない!!
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