希望の鍵
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闇市で買った魔法をいじってるとルーシィさんに怒られる。ウェンディはルーシィさんに怒られて慌てて隠す。
「今現在、魔法は世界中で禁止されてるって言っただろ」
「ごめんなさい・・・」
ルーシィさんは辺りをキョロキョロと見回しながらそう言う。ウェンディはしょんぼりしてるけど、誰にも気づかれてないみたいだし、あんまり気にしなくていいぞ。
「でも、元々魔法は生活の一部だったんでしょ?」
「そうだよ。王国の奴ら、あたしたちから文化を一つ奪ったんだ・・・」
「何のために?」
「自分たちだけで独占するためだよ」
「酷い奴らだね〜」
その独占欲のせいで俺たちにまで被害が来るんだからたまったもんじゃないよな。
「んじゃあ、王国の奴らやっつければ、また世界に魔法が戻って来るかもなぁ」
「な、何バカなこと言ってんだよ!!王国軍となんか戦えるわけねぇだろ!!」
ルーシィさんはナツさんの言葉に立ち上がってそう言う。
「だったら・・・なんで着いてきたんだ?」
「それは・・・王都までの道を教えてやろうと・・・戦うつもりなんかなかったんだ・・・」
ルーシィさんは少し暗そうに話す。
「そっか。ありがとな」
「!?」
ルーシィさんはナツさんにそう言われると少し顔が赤くなる。なんかナツさんに何か言われる度に顔が赤くなるのはなぜだ?
すると突然俺たちの後ろから声がする。
「いたぞ!!街の出入り口を封鎖しろ!!」
「王国軍!!」
「ええ!?」
「噂をさればなんとやら・・・って奴か・・・」
その声の主は王国軍の連中だった。もう見つかったのか。
「妖精の尻尾の魔導士だな?そこを動くな!!」
「もうバレたの!?」
「早すぎるよ〜!!」
「うぇぇ!!」
王国軍は俺たちに向かって一斉に走ってくる。しょうがない、相手するか!!
「ここは俺「よ〜し!さっそくさっき手に入れた魔法で」」
「よせ!!」
うわお・・・久しぶりに台詞を阻まれたよ・・・なんか久しぶり〜・・・
「いくぞ!!ファイヤー!!」
俺の台詞を阻んだナツさんは封炎剣で炎を出して王国軍を凪ぎ払おうとする。さっき店で見たときより威力上がってるぞ?どうなってんだ?
「シャルル!!これどうやって使うんだっけ!?」
「知らないわよ!!」
「何かを開けるんだよ何かを〜!!」
「何かって何!?」
一方ウェンディは魔法の使い方がわからずに空裂砲を振り回している。あぁ・・・こりゃあダメだ・・・
「ははははは・・・あっ!?」
高笑いしていたナツさんが王国軍が無傷なのを見て驚く。あれは・・・盾か?
「にゃろぉもう一回!!」
ナツさんはもう一度封炎剣を使おうとする
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