希望の鍵
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さんあるけど、どれも閉まっている。
ていうか、俺たちはどこに向かってるんだ?
「所持してるだけで罪って・・・」
「元から使える人はどうなるんですか?」
「俺とかすでに犯罪者ってことですよね?」
今は俺しか魔法は使えないけど、エクスボールさえ手に入ればナツさんもウェンディも魔法を使えるようになるんだから・・・そうなると二人も犯罪者ってことになるのか?
「どうって・・・魔法を手放せばいいだけだろ?つーか、さっきのアースシリルの魔法って、一体どんな原理で出してるんだ?」
「「「「「「!?」」」」」」
ルーシィさんにそう言われて俺たちは顔を見合わせる。どういう原理と言われても・・・俺にもわからねぇ?
「どうやらこっちの世界じゃ、魔法はものみたいな感じらしいわね」
「物?」
「どういうこと〜?」
シャルルの言葉にハッピーとセシリーが質問する。
「魔力が有限ということは、私たちのように、体の中に魔力を持つ人がいないってことよ」
なるほど。確かに体内に魔力をもってたらいくらでも回復できるから有限な訳ないな。
「魔力を持つのは魔水晶などの物質。それを武器や生活用品に組み合わせることで、魔法の道具を作る。その総称を【魔法】とくくってるようね」
「なるほど〜」
シャルルの説明にセシリーが納得する。分かりやすい説明をありがとうございます。
「こっちの魔導士って魔法の道具使うだけなのか?」
「さぁ?」
「そういうことになりますよね?」
魔力を体内に持ってないんだから・・・
「着いたよ」
ルーシィさんがそう言うと、そこには地下へと続く階段がある。
「この地下に魔法の闇市がある。旅をするなら必要だからな」
「闇市・・・」
「おおっ!!」
闇市と聞いてウェンディは少し怯えた声を出す。だけど今はそんなことは気にしてられない。それになんか闇市って響きがかっこいいぞ!!
「しょうがねぇ。こっちのルールに乗っ取って魔法使うか」
「あい!」
「順応・・・早いわね・・・」
「さすがナツくん!!」
ナツさんは全然気にした様子はないようだ。さすがに逆境に強い人だな。
俺たちはバレないように地下へと降りていった。
闇市にて・・・
「おおっ!なんか怪しいものが一杯並んでる!」
「ていうかこの店、なんかカビ臭いわね」
「確かに少し空気が悪いかも〜」
ハッピーたちは闇市にあるものを見てそんな話をしている。確かにカビ臭い気がするけど・・・気にしたら負けでしょ。
「おっほほほほほ。そらなんてったって歴史深い骨董品が多いですからな〜。
カビとか傷とか臭いとかは、いわゆる味というものですよ。お客さん」
店の店主はそういうけど・・・傷は
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