暁 〜小説投稿サイト〜
千年の魂.
第二シーズン〜時空大冒険〜
第六章 【Douglas of the attack】
第十七話《進撃のダグラス》
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った。

「ダグラス待ってろお前の闇、俺たちが終わらせてやらぁ!!!」

その途端、マザーズダグラスも爆音で咆哮をあげる。

迅とカインが同時にマザーズダグラスの前後から駆け寄りクロスするようにマザーズダグラスを切り上げて貫く。
2人が離れた直後、次はマザーズダグラスの頭上に貫が現れ、波導の槍を空中に複数発生させ、一気に旋風めがけて放つ。
しかし、マザーズダグラスは、根のような触手でそれを全て弾き飛ばす。

ザン!!!

貫の攻撃を弾き飛ばした触手を空音が一気に切り落とす。
そこへ、風刹の光の弓矢(ライトアロー)が連射され次々とマザーズダグラスの身体に細い穴を開けていく。
そして、マザーズダグラスをクロスに切り上げて一旦距離を開けていた、迅とカインが猛スピードでマザーズダグラスの首めがけて剣を振りかざす。

「「うらああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああ!!!」」

グザンッッ!

2人の剣によりマザーズダグラスの頭部は宙を舞う。そこへダグラス化したエルンが鋭い木の柱、翼撃兵団兵士たちが荊の刃を勢いよく放つ。

「人類の勝利だぁぁぁっっ!!!」

放たれた木の柱と荊は、真っ直ぐと宙を舞うマザーズダグラスの頭部のつむじを貫く。

それを見た迅が呟く。

「やったか??」

マザーズダグラスの頭部はつむじ部分に大きく穴を開けたまま、地面に落ちる。その瞬間----------

ボワアァァァァァアア!!!

----------巨大なダグラスの変木(ダグラスツリー)が姿を現した。

一瞬場は静まりかえり、少し間を開けて、一同は動き出した。
そして、エルンが声にならない声で言う。

「た、倒した。これで、、、」

その隣にリヴァイアがたち言った。

「いや、まだだ、マザーズダグラスは確かに消えた、しかし、既に存在していたダグラスが消えたわけじゃない」

そこに、まだ暴れ足りないのか、笑いながら迅が後ろにカイン、空音をひかえながら言った。

「つまり、あとは、残ったダグラスをやるだけってこったな?」

「あぁ、まぁそうだが、、、」

迅は、剣を掲げ言った。

「よし!もちろんお前らもやるよな?」

その言葉にソウルナイト一同は頷く。
最初は、動揺していたが、翼撃兵団一同も頷き合い、迅に賛成の意を示す。
それを確認し迅は、エルンの肩を軽く叩き、呼ぶと、共に剣、荊を構え柵外へと向けて駆け出した。

「駆逐してやる!一匹たりとも残さずになっ!」

柵外へとかける一同の後ろには、人類がダグラスと戦い築いて来た勝利への軌跡が残っていた。
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