暁 〜小説投稿サイト〜
千年の魂.
第二シーズン〜時空大冒険〜
第六章 【Douglas of the attack】
第十七話《進撃のダグラス》
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迅の声に反応し他のものも顔をマザーズダグラスの方に向ける。

するとマザーズダグラスの筋肉が伸び縮みを繰り返し、段々と筋肉が大きくなっている。そして、先程、迅とカインが貫きつけた傷も塞がっている。もとからかなりの大きさだったマザーズダグラス。それが、さらに大きくなりまだ巨大化を続けている。天井までもあと十数メートルほどしかない。その様子を見て迅は汗を一滴、顔に流しながら目を丸め言った。

「このままこいつが大きくなったら、、、、」

それを聞き、エルンが危機に気がつき声をあげる。

「街が危ない!!」

それを聞き次は、カインが発言しながら飛び出す。

「それなら話は速え!奴がデカくなって手遅れになる前にぶった切る!!!」

カインは炎で剣を包み、頭の上でそれをギュンギュンと振り回しながらその勢いを利用して一気にマザーズダグラスに叩きつける。

しかし、カインの剣がマザーズダグラスに当たろうとした瞬間カインの傍に眼球くんが現れカインに突撃する。
カインは、突然のことで回避できずその突撃をもろにくらい激しく壁まで飛ばされ、壁にめり込むほど強く叩きつけられる。

カインは、壁から剥がれおちながら目を開けマザーズダグラスの方を見る、そして、言葉を失った。
そう、マザーズダグラスを囲む様にして、眼球くんが約50体、マザーズダグラスを死守している。

カインは、そのまま体勢を直し地面に両足と片腕を次着地すると迅たちのところへ、跳んで寄った。
その時、迅は独り言の様に言った。

「このままじゃ、ヤバい数の死者が出る。」

それを聞きカインが返す。

「あぁ、確かにこいつは柵よりも遥かに大きい、そんな奴が外で暴れれば------」

カインがそこまで言った時、迅がカインの言葉を切り訂正をいれる。

「いや、それだけじゃない、この丁度上にあるのは《鐘の塔》。あれが倒れればこいつが暴れなくても相当の犠牲者がでる」

それに気がつき一同は騒然とする。
エルンは、強く拳を握りしめながら呟く。

「くそっ!なんとかならないのか??」

その様なことを考えている間にもマザーズダグラスは巨大化し、天井に頭を到達させ天井を壊そうとしている。
それを見て風刹が言った。

「お前ら!今はとにかくここを出よう!このままじゃ全員ここに埋まっちまう!」

それに頷き、迅たちは階段に向かう。しかし----------

ドゴオォォォオオオォォァオォオォォォォオオオォォオォォオォォオォォォオオオオオオオン!!!!!!

迅たちが駆け込もうとした途端、マザーズダグラスが天井を貫き外に飛び出し、天井が崩れ階段を塞ぐ。さらに迅たちの上から大量の瓦礫が降ってくる。
迅たちは、必死に対応を考えるがそれが
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