暁 〜小説投稿サイト〜
千年の魂.
第二シーズン〜時空大冒険〜
第六章 【Douglas of the attack】
第十七話《進撃のダグラス》
[後書き]
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ー完ー







































































































































































































遥かに続く美しい地平に夕陽が重なり、オレンジ色に輝いている。
その場に立つ5人の影が、真っ直ぐと伸びている。

「はぁ、暴れつかれたぜ、、、」

そう呟きながら、肩に手を当て首を回しているのがカイン。それを聞き迅が、言う。

「まぁ、お前より俺の方が暴れたがな」

その言葉に、カインはピクリと眉毛を動かして反応し言い返そうとするが、それを貫が阻止する。

「おいおい、ここまで来てよせよ」

続けて、風刹が呆れた声で、でも、かすかな優しさを感じる声で言った。

「そうだぞ、せっかくの綺麗な夕陽だ、目に焼き付けておけ」

それを聞き、迅とカインは、おとなしく夕陽を見てその美しさに心を奪われる。
そこへ、ぽつりと空音が言った。

「でも、樵のほうのダグラスは、かわいそうだったわね、、、」

それに全員は頷く。そして、迅は柵内から持ってきて傍に置いておいた50センチほどの苗木を取り出しながら言う。

「でも、闇が晴れて今頃あいつも天界で心を落ち着かせてるだろ。」

そこで一旦話を止めると、気分を切り替えて言った。

「さっ!あいつの冥福を祈って植えようぜ、木」

それに一同は頷き、カインが言った。

「俺らが討たなきゃなダグラスたちの仇を」

迅は、苗木を植え終え、その木を見ながら言った。

「あぁ、あいつだけはいい加減許せねぇ。
樵のダグラスも不幸だが、それによって生み出されたダグラス達だって実際、可哀想なもんだ、あいつが居なけりゃ生まれて殺されることもなかったんだ。」

迅は、目を閉じ心で決意を新たにする。

『コックローチは必ずぶっ倒す。待ってろよ〈D大地に生まれしG()にも負けぬR磊落(らいらく)なS姿〉----------ダグラス----------』


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