第一話 「一人の少年」
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ろう。
「兄貴、悪いことは言わねぇそいつはやめときな」
「だからっておまえが護衛してくれるわけじゃないんだろ?」
「あいにく予定がぎっしりなんでな護衛人が減ってるからその仕事がこっちに回ってきてんだよ」
「まぁ審査してやってくれもしかしたらお前が負けるかもしれないぞ?」
ギリュウはうなずくとシュウに手招きをして奥に移動し始める。ついていくと大きい庭につくおそらギリュウはいつもここで訓練をしているのだろうかと周りを見回す。
「おまえシュウとか言ったな俺は手加減しねぇから骨が折れても知らねぇがそれでもやるか?」
「勝負には傷はつきものですよ護衛の仕事ならなおさらね、命を落とす仕事で骨が折れるだけといったら安いものでしょう?」
「そうか、それじゃあ兄貴合図を頼む」
「5,4…0!」
ガリュウの合図と同時に二人が同時に走り出す。最初に攻撃を仕掛けたのはギリュウだった。ごつい手の右ストレートをシュウに向けて遠慮なくふるう。その右ストレートを紙一重でかわすと肘でギリュウのはらめがけて攻撃する。完全に入ったと思ったがこれで終わるとは思っていない。両腕に力を込めて連撃を放つ。ギリュウはシュウを捕まえようと両腕にとらえにかかるがその瞬間にジャンプし空中からの顔面に向かってキックを入れるさすがのギリュウもバランスを崩して、倒れたところを抑える。
「これでいいかな?」
シュウがガリュウに問いかけると驚きを隠せない顔をしていたが6秒ほどたってからやっとシュウの言葉に反応し勝者が決まる。
「ギリュウさん大丈夫?」
「あぁ、俺は大丈夫だが…おまえの体術一体どこで学んだ?」
「僕には師匠がいるんだけどその師匠から体術や剣術を教えてもらったんだ」
「そうか…兄貴、こいつは合格だ」
護衛人として合格したシュウは明日の護衛に備えての買い物を町で終えるとぶらぶらと歩きながら宿屋に帰ろうとしていた。
「よし、明日のための買い物は済んだし今日はゆっくり休むか〜」
宿に帰るための曲がり角を曲がると丁度そこを通りかかった人と派手にぶつかってしまい袋から買い物したものがそこらじゅうにちらばり頭を打ってしまい悶絶していると。
「ごめんなさい、大丈夫ですか?」
シュウが見上げるとそこには黒色の長髪をしたシュウと同い年ぐらいの少女が立っていた。
「あぁ、僕は大丈夫だけど君のほうこそ大丈夫?」
「私も平気です」
「それはよかった」
そのあとその少女ともう一度お互い誤りそのあと別れたのだがそのあとに大きなものが落ちているのに気づく、それは普通の少女が絶対に持つことがない長剣だった。そのあと少女を探し回ったのだが見つけることができなかった…。
翌日
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