終幕
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こからでも見てとれた。
「ふぅ……終わったか……」
任務達成である。
ーーーーーーーーーー
「全員、帰ったら反省文と、訓練だ。覚悟しておけよ」
先程戦いが終わり、すっかり夜が更けてしまった今日この頃。
俺たちは織斑先生による説教を受けていた。
……なんでぇさ
「あの、織斑先生、みんな疲れてると思いますし、その辺にして休ませてあげたほうが……」
その隣で俺たちのことを気の毒そうに見ていた山田先生が声をかける。
「……そうだな。 まぁ、その、なんだ……」
と、ここで織斑先生が言葉をつまらせた。
……なんだ?
「……よくやった」
ボソリ、と小さな声でそう俺たちを誉めた。
誉めた。
誉めた?
「……ツンデレ、か……」
「……御堂、お前だけ別メニューにしてやろうか?」
「滅相もございませんっ!!」
てか、ツンデレの意味知ってんの!?
と、まぁ、こんなことがあったのだが、それ以後は別にこれといったことはなく、臨海学校の続きを楽しんだ。
で、その夜のことだ
「ねぇ、今日の話、詳しく教えてよ〜」
「そうそう。先生達に聞いても全然教えてくれないし」
食事の際、事情を詳しく知らない他の生徒からの質問攻めに合った。
まぁ、当たり前といったら当たり前だが…
「ダメだよ。先生達からは口外しないようにいわれてるし」
「それに、私たちだって詳しいことは知らないのよ」
「それに、もしお前達も知れば、これからの行動に何かしらの制限がつけられるぞ」
と、上からシャルロット、凰、ラウラの言葉である。
ちなみに、俺は終始黙っている。
刺身うめ〜
他の生徒も、それは嫌だな、と諦めて去っていく。
が、そこでオルコットが何かに気がついた。
「あら?一夏さんは?」
「そういへば……あと、箒も居ないわね」
「……どこいったんだろう」
首をかしげるオルコット、凰、シャルロットの三人。
が、一瞬で何かを察したのか、三人の顔が険しくなり、やがて俺でも引くような雰囲気へと変貌した。
あ、この里芋うめ〜
「……呑気だな、中」
「気にするな。あと、これから死ぬかもしれないであろう一夏に冥福を捧げといてやってくれ」
ちなみに、俺は食事前に海の方へ向かった一夏と、そのあとから海の方へと向かっていった箒さんの姿を見ている。
二人とも水着であった。箒さんの双丘は凄かった。かなりのインパクト
「…むっ」
「イテッ! なんでつねったんだよラウラ」
「私だって、もう少しすれば大きくなる」
何故地の文が聞こえてるんだ
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