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Angel Beats! the after story
クロ遊佐はフリッカー使い
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〜ん、じゃあ今、私の前にいる遊佐さんは記憶があるけど、人格は戦線に入る前の頃なのね」
「その節は迷惑かけてごめんね。許してちょ」
「でも……こんな感じだったかしら……?」
あまりの変わりように頭の中で整理ができてないらしく、頭を抱えていた。
「ん、んぅ……なぜ俺は寝てたんだ?体が痛いのも気になる」
目を覚ますのが早いな、と内心褒めていると。
「ったく、目覚めましたか。また眠らせてあげますね」
キラっと近づきそのまま、馬乗りとなり右拳、左拳と連打を浴びせる。
「どう?中学生にボコボコにされる気分は?」
ヤバイものでも吸ったり服用したりしてるように、顔が幸福で満ちている。野田をボコボコにすることは快楽と言わんばかりに殴っている。
「ああ。最高だ!」
ここで、一つクロ遊佐は見落としていたのだ。それは、野田が……元はネット民族ということを。アニメを見るのは当然のため、中学生に殴られるのはご褒美と言わざるを得ない。
「ヒ、ヒィィ!!!!
咄嗟に俺の背中に周り、服を掴んで身を隠していた。変質者に遭遇したようなドン引き具合だった。んまぁ、当たってるんだがな。
「キモいキモいキモい!!!死ね死ね死ね!!変態変態変態!!」
「身に余るお言葉感謝感激でございます」
罵倒をすることによって自分の首を絞めているクロ遊佐。TKといい戦線にロリコンが多いのはなぜだろうか?
「もうやだ〜!どうにかしてよ音無くん、ゆりっぺさん」
野田の精神攻撃によって半ば泣き目で懇願してくるため、ゆりにアイコンタクトをする。
そ こ の 変 態 を 消 せ
「頭が整理できてないけど、これ以上野田くんを放置してると通報されほうだしね。後でもう一度説明させてもらうわよ」
そう言ってスイッチの入った野田の元へ向かい。一言。
「ねぇ野田くぅん。お腹空いちゃった?」
「和風、洋風、中華、イタリアンにフレンチ、郷土料理何にする?」
ジャンルとして似てるのがあるのだが、一瞬で選択肢を導きだす野田に近い何かを感じてしまう。
「迷うわね。だから歩きながら考えましょ。じゃあね遊佐さん音無くん」
早口でまくし立て野田と共に歩いていく。手を繋ぐのを忘れないあたりがバカップルと確信できる。
「ふえぇぇ怖かったよぉ〜」
「よしよし変態は塵となって消えていったから大丈夫だ」
生まれたての子羊のように震えているクロ遊佐をなだめながら昼飯のことを考える。
まだ半日残ってるのか……限界を超えてがんばるしかないのか……。
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