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Angel Beats! the after story
クロ遊佐はフリッカー使い
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るのよ!」
「そんな都合よくいかないよ〜」
ありのままで説明すると。クロ遊佐のフリッカージャブを何発もくらいながらもゆりが逃げるための時間を稼いでいる野田がいる。
そう、あれは俺とクロ遊佐がコーヒーカップに乗り、二回目のゲロっちゃうモードに突入した時だった。クロ遊佐が突然あたりを見渡し、一方向を直視していた。気になり同じ方向を見るとそこにいたのは……。
「次はあれに乗りましょ、野田くん」
「ゆりっぺは元気だな。ジェットコースターに三回乗ったのにまだ他のアトラクションに乗るとはさすがだ」
どうやらゆりと野田のデートに遭遇してしまったらしい。にしても、あの二人日向たちとはまた違う感じのラブラブだな。
「音無くん、私ねあの男性を見ると無性に八つ裂きにしたくなるの」
息が荒く、絶好の獲物を見つけたといわんばかりに興奮している。止めなきゃいけない気がする!理由……?俺のゴーストがそう囁いてるんだ
「待て待てクロ遊佐落ち着け……ってはや!?」
クロ遊佐はもうゆりたちのすぐ近くまで近づいていた。もはや手遅れである。野田に安らかな眠りを……アーメン。
で、俺が歩いてやってきた頃には今の状況となっていた。
「さぁさぁまだまだいっちゃうよ!」
鞭のようにしなるクロ遊佐のフリッカーを亀のように体を丸めて耐えている野田。
「やめなさい遊佐さん、このままじゃ野田くんが!」
「顎ががら空きだよ!」
「ゲブッ!」
的確なアッパーが野田の顎を捉え、野田は綺麗な弧を描きながら空中を舞って地面に落ちた。
「立って!立って野田くん!」
「……すまんゆりっペ。お前だけでもい……きろ……」
何この茶番?いつまで続くの。俺もうクタクタだよ。
「の、野田くぅぅーーんーー!!!」
「ふぅ〜スッキリ☆」
どこかの青春ドラマみたいに汗を拭うクロ遊佐だが、やっていたことは一方的な暴力である。
「というか、なんで遊佐さんがここにいるのかしら?」
抱きかかえてた野田を捨ててこちらを向くゆり。これまで何人も戦線のメンバーに会っているだけあって、耐性がついているのか、そこまで驚いていない。
「そのことなんだが、俺が説明するよ。複雑というか特殊なことだらけだから」
ゆりには遊佐が俺の家に来てから何が起きたのかを簡潔に伝えといた。
「ふむふむ。遊佐さんが遊佐衣さんになってクロ遊佐になったと……なるほどね。………って!分かるかい!!!」
「ガハッ!」
ラビットパンチで俺の意識を削ぎ落とそうとしてきた。さすがに簡潔すぎたと思ったが、ゆりなら分かってくれると信じてたが、結果はこれだった。
そして、あらためてゆりに説明をした。
「ふぅ
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