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正々堂々と
2部分:第二章
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だ。誰もが思った。しかしだった。
 関羽は動かなかった。黄忠はようやく立ち上がった。得物はもう両手にはない。だがその彼に対してこう告げたのだった。
「馬を乗り換えられよ」
「何っ」
「今の貴殿と戦うつもりはない」
 己の得物を右手に持ち構えを解いての言葉だった。
「新しい馬に乗ってだ。行かれよ」
「それがしを助けるというのか」
「お互い満足のいく立場で戦ってこそ」
 これが関羽の言葉だった。
「だからこそ。そうされよ」
「・・・・・・わかった」
 関羽の言葉に邪なものがないとわかってだ。黄忠も頷いた。

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