1部分:第一章
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」
「黄忠殿がですね」
「出て来ると」
「そうだ。来るぞ」
関羽こう二人に告げて今は陣を張らせた。そうしてその彼を待つのだった。
そうして一夜を過ごし次の日だった。城門が開いた。
そこからまた一軍が出て来た。その先頭にいたのは。
黒い馬に乗った白く長い髭の男だった。確かにその顔は皺だらけであり歳が見られる。だが顔は精悍そのもので覇気に満ちており背筋もしっかりとしている。立派な鎧の上に白いマントを羽織っている。その彼が出て来て関羽達に対して言ってきたのであった。
「劉備玄徳殿の軍か!」
「如何にも!」
関羽がその老将の言葉に応えた。
「その城を譲り受けに参った!」
「悪いがそうはいかん」
老将は老いを全く感じさせない大声で返してきた。
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