暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 新訳 更新停止
第4章
停止教室のヴァンパイア
第90話 血の悪魔との再会です!
[7/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
よ」
「あ」
俺の言葉を聞いて、ユウナが言わんとしている事を理解した様だ。
「ライニー達が親に捨てられたのもそれが理由だ」
人間は基本的に異質な物は避けてしまう。
神楽がイッセーに正体を隠してたのも、それが理由だ。
「……それに、君達を散々傷付け、迷惑を掛けたベル君と同じ存在な訳だし…」
「いや、ちょっと待てよ!ベルの事はあいつが自分で勝手にやった事だろうが!朱乃さんみたいな事を言うなお前」
「ん?副部長がどうかしたのか?」
「ああ」
イッセーはアスカロンを受け取った後の副部長とのやり取りの事を話した。
やはりと言うか、当然と言うか、副部長は堕天使バラキエルの娘で、どうやら、堕天使の血が流れてるって事で今のユウナみたいな事を言ってきたらしい。
……まあ、堕天使に関してはレイナーレの件、コカビエルの件と堕天使に良い印象は無いだろうからな。
にしても、そんな事を言ったとなると、コカビエルの言葉に対するあの激情っぷりから察するに堕天使…と言うよりも父であるバラキエルに対して相当な嫌悪感を出してるみたいだな。
ま、それは今気にしてもしょうがねえか。
「で、お前はなんて答えたんだ?」
「堕天使の事は嫌いだけど、朱乃さんは朱乃さんであって、変わらず好きだって言ったよ」
それはまた、どストレートでお前らしい回答だな。
「んで、ユウナ、お前に関してだって、別に嫌いになんてならねえよ。血の悪魔の子供達(ブラッド・チルドレン)って言われてもよく知らねえからピンっと来ねえし、ベルと同じ存在だって言うけど、お前はお前だろ。立場上、敵同士だから仲良くできなくなるかもしれないけど、そんな事じゃ嫌いにはならないし。もし、仲良くできるんなら俺は仲良くしたいよ」
これまた、どストレートに言うなぁお前。
「……………」
イッセーの言葉にユウナは呆気に取られていた。
「そう言う事だ。俺はともかく、こいつにそんな不安は抱くだけ無駄だ」
そもそも、立場やら、境遇やら、周りの扱いなんかを気にして他人を見て、避ける様な奴だったら、鶇や燕、アーシアは今頃この町にはいないだろうからな。
「おい明日夏。俺はともかくって、その言い方だとなんか自分はそう言うのを気にする酷い奴だって言ってる様に聞こえるんだけど?」
「昔の俺はそう言う薄情者だったろうが?実際、鶇や燕の事も見て見ぬふりしてたからな」
「あれは家族の事を第一って事で必死で余裕が無かっただけだろうが」
「どっちにしろ、家族の事しか考えてねえって事で薄情者には変わりねえだろうが!」
「家族を大事にするのは当たり前だろうが!それに、その事に関して罪悪感も持っていただろう。だったら、そんなに自分を卑下する様な事無いだろ!それに、今はそんな事無いだろうが!」
「そりゃ今はそうだが。それから別に卑下なんかし
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ