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ハイスクールD×D 新訳 更新停止
第4章
停止教室のヴァンパイア
第90話 血の悪魔との再会です!
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た態度は初めて会った時と変わりは無いが、どうにも、それ以外の理由で避けられている様な気がした。
「……ごめんね。元々ああだったけれど、あの事件以来、さらに拍車が掛かって誰に対してもああなの。なんか、荒れていると言うか、やさぐれてると言うか…?」
……なるほど、大体、理由を察せた。
確信は無いがおそらく、あれが原因なのだろう。
「あ、ごめん、ライ君。ちょっと…」
「チッ」
神田が俺達からそそくさと離れる。
おそらく、トイレだろう。
「……………」
ライニーは不機嫌そうにしてはいたが、ちゃんと神田の事を待っていた。
「……いつまでここにいる気だ?さっさと行けよ」
俺に向かって追い払うかの様に言う。
「随分、俺を避けるんだな?」
「は?当たり前だろうが。悪魔と関わって…」
「ベルの言った事を俺も聞いたからか?」
「……ッ…………」
俺の言葉を聞き、一瞬、目を見開くと、それっきり黙ってしまう。
「…………」
「……黙ってるって事は肯定って事で良いんだな?」
「…………」
……これもだんまりか。
ライニー・ディランディと神田ユウナ、二人は血の悪魔の子供達(ブラッド・チルドレン)と呼ばれる常人には無い身体能力を持つ存在だ。
まあ、その名前はどこぞのカルト集団が勝手に呼び始めた物だったが、広まっている所では広まっていた。
周りからはその呼び名と身体能力に恐怖し、ギャスパーみたいに忌み嫌われる存在になっていった。
ベルの言い分からそう言う理由で二人は孤児となり、とある孤児院を兼任していた教会にベルも含め他の同じ境遇の子供達と一緒に拾われたが、その孤児院をはぐれ悪魔が襲撃した。
結果、教会の戦士(エクソシスト)になった二人とはぐれになったベルを除いた子供達全員がそのはぐれ悪魔に皆殺しにされた。
だが、ベルの口からその事件の衝撃的な事実が告げられた。
俺は偶然、その場に居合わせた為に聞いてしまった。
その事件は仕組まれた物だった。
実行犯は事件が起こった教会のシスター達と一部の教会本部の人間。
血の悪魔の子供達(ブラッド・チルドレン)を忌み嫌っており、ベルの起こした行動に端を発し、はぐれ悪魔を引き入れ、子供達を殺させた。
本来ならライニーと神田も殺させる予定だったみたいだが、ライニーが右腕と右足を犠牲にはぐれ悪魔を討伐した。
っとまあ、ベルが言っていたのはこんな感じだ。
そして、こいつがショックを受けたのは、事件の黒幕に慕っていたシスター達が絡んでいた事なんだろう。
シスター達は表面上は受け入れている様に振る舞っていて、こいつも少なからず信用していたんだろう。
信じていた存在に裏切られる、想像も着かないが、おそらく、とてつもなくキツイ物なんだろう。
「……ベルが言っていた事はお前を動揺、絶望させる為に言った
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