暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 新訳 更新停止
第4章
停止教室のヴァンパイア
第90話 血の悪魔との再会です!
[1/8]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
「さてと、これとこれは買ったな」
放課後、俺は買い出し為に商店街を訪れていた。
「イッセーの奴、副部長に呼ばれてたが、一体なんなんだ?」
そんな事を気にしながら繁華街を歩いていると、人とぶつかってしまう!
「あ、すみません!」
慌てて謝ると、ぶつかってしまった男性がこちらを見て笑みを浮かべる。
「気にしなくて良い。こちらも不注意だった」
かなりフレンドリーにそう言われる。
金髪の端整な顔立ちの中年男性で、見たところ外人だが、観光か?
「観光ですか?」
「そんなところかな」
この駒王町に観光する様なところなんてあったか?
「それにしても、随分と日本語が達者ですね?」
「ハハハハ、日本に来るにあたって、勉強したのだよ。その甲斐もあって、単純な会話くらいならこの通りさ♪」
本当に達者なもんだ。
「おっと、すまない。そろそろ失敬させてもらうよ」
「ああ、はい。ぶつかってしまって、本当に申し訳ありませんでした」
「気にしなくて良いと言ったろう、Boy?私はNo problemだよ♪」
急に英語混じりで話し始めたな。
「Boy、君とは何か縁を感じるよ。どこかで再び出会う、そんな気がするよ。では、See you♪」
そう言い、早々に立ち去って行ってしまった。
「……変わった人だったな…」
なんとも言えない、奇妙な出会いだった。
「とりあえず、買い出しの続きをするか」
そう思い、歩きだそうと踵を返した。
「あ!」
「ん?あ」
突然、背後から声があがり、気になって振り返ると、一人の少女がいた。
今度は知人と出会った。
「おい、何やって…」
そこに男が一人現れ、その男も知人だった。
……まあ、そんなに親しい間でもないんだがな。
「……あれ以来だな、ライニー・ディランディ、神田ユウナ」
「チッ」
「そうだね、士騎明日夏君」
ライニー・ディランディと神田ユウナ、先日のエクスカリバー強奪事件の際にエクスカリバー奪還の為にやって来た五人の教会の戦士(エクソシスト)の内の二人。
ベルとの戦いで負傷して戦線離脱してからそれっきりだったが、元気そうだな。
「……行くぞ、ユウナ…」
「ちょ、ライ君!?」
ライニーが早々とこの場から立ち去ろうとし、神田はそれを慌てて制止しようとする。
……なんとなくだが、ライニーの様子が少し変に思えた。


「……なんで付いて来る?」
「たまたま、こっちに用があるだけだ」
「チッ!」
「……ううぅ…」
たまたま、進む方向が同じだと言う事を言うと、ライニーは鬱陶しそうに舌を鳴らし、そんな俺とライニーを見て気まずそうにしている神田。
ちなみに今回はローブ姿じゃなく、普通の服を着ていた。
それにしても、ライニーのこの他人を…っと言うか、悪魔と関わりのある存在に対する拒絶し
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ