エドラスのシリル
[1/8]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「つーと何か?お前らはアースランドとか言うもう一つの世界から」
「仲間を救うためにエドラスに来たってのか?」
「ああ」
俺たちはエドラスのギルドの皆さんに事情を説明しました。簡潔にだけどね。
「そっちの世界にも妖精の尻尾があって」
「そっちじゃエルザは味方だって?」
「ざっくり言うとね」
「あい」
「うん〜!」
エドラスの皆さんは理解してくれたようだ。
「どうにも信じがたい話ですけど」
「う〜ん・・・でも確かに、このナツは俺たちの知ってるナツじゃねぇしな」
「似てるのは顔だけよね」
「言えてる!」
「「「「「「「「「「アハハハハハハ!!」」」」」」」」」」
皆さんはそういって大笑いする。俺たちからすればエルザさんが敵ってのが一番信じられないけどね!
「この子がそっちの世界の私?」
「ど・・・どうも」
「プッ!ちっちゃくなったなウェンディ」
ナブさんがそう言うとエドウェンディは少し不機嫌な顔をする。こっちがちっちゃいのかそっちが大きいのかわかんないけどね。
「ところであんたは誰?」
レビィさんが俺に詰め寄ってくる。ヤンキーみたいに少し目付き悪いなぁ、このレビィさん。
「俺はシリルです。こっちの世界にもいるって聞きましたけど・・・」
「「「「「「「「「「シリル!?」」」」」」」」」」
俺が名乗ると皆さん驚く。どうしたんだ?
「確かに小さい時のシリルに似てるなぁ・・・」
「タレ目だけどな」
「い・・・いいじゃないですかタレ目でも!!」
つり目でもタレ目でもいいじゃんか!!てかこっちの世界だと俺も大人ってことか!?
「・・・」プルプル
「ウェンディ?」
すると俺を見たエドウェンディが震えだす。どうしたんだ?
「あの・・・」
「か・・・」
俺が声をかけるとエドウェンディは目を輝かせて抱きついてくる。
「可愛い!!」
「ふぇ!?」
「「「「「ええ!?」」」」」
俺たちは突然のことに目を白黒させる。何?何これ?てかこっちのウェンディなんか色々と柔らかい・・・
「出たな・・・」
「ウェンディの奴、シリルのこと本当好きだからな」
「確かに顔はいいけど・・・」
「性格がアレだからね・・・」
ウォーレンさんとマックスさん。加えてルーシィさんとジュビアさんが言う。もしかしてこっちの俺って性格悪いの?
「エドラスのシリルはどんな感じなんですか?」
ウェンディも気になったらしく聞いてみる。するとマカオさんたちが頭を抱えて答える。
「ナルシストですよ」
「それも重度の」
「エドラス一の美形とか自分で言ってるよ」
「ですけどウェンディさん以外の女性とは関係を持たないように
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ