エドラスのシリル
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その日ウェンディたちは仕事にいった帰りだった。仕事にいったのはシリル、ナツ、グレイ、ルーシィ、ジュビア、ウェンディの六人。
ジュビアとグレイは絶対に一緒に仕事にいったりしないのだがその時はシリルとウェンディが頼み込んでようやく一緒に行ってくれたのだ。
六人は仕事を無事に遂行し、六人はとある店でお茶をすることになったのだが・・・
「グレイ・・・お前ジュビアにいいとこ見せたかったんじゃないのか!?」
「見せたかったけど・・・服が邪魔で・・・」
「だったら脱げぇ!!」
グレイがシリルに説教されるというアースランドではまずありえない光景が繰り広げられる。
シリルは次にナツを見る。それにナツは思わずビビってしまう。
「ナツ・・・いじめてくるルーシィを見返そうと思ってたんじゃなかったのか?」
「でも・・・怖くて・・・グスッ」
「泣くなよ!!」
ナツは目からこぼれる涙を拭う。
それを女性陣は遠目から見ている。
「何あれ?」
「シリルの奴グレイとナツになんか期待してたのか?」
「期待してたというか・・・」
ジュビアとルーシィはシリルが説教してるのを見てため息にも似た声を出す。
実は今回の依頼を使ってグレイとジュビアをくっつけてなおかつルーシィがナツをいじめる頻度を減らそうとシリルとウェンディが計画して、グレイとナツに最後いいとこを決めさせようとしたのだが・・・
最後二人が揃いも揃って転倒してしまい、結局ルーシィとジュビアが最後を決めてしまったのだ。
それにシリルが怒ってグレイとナツを店内で説教しているのである。
「大体お前らは日頃からたるんでるんだ!!だからジュビアに相手にされないし、ルーシィにあんな関節技を決められるんだ!!」
「「うぅっ・・・」」
なおもシリルが二人を説教している。女性陣は楽しくお茶をしている。すると
「いたぞ!!妖精の尻尾だ!!」
「捕まえろ!!」
店の中に鎧を着た男たちがなだれこんでくる。
ウェンディたちはそれを見て驚く。
「王国軍!!」
「しまった!!見つかった!!」
「どうするの!?」
「こっちだ!!」
慌てる女性陣をシリルが呼び、シリルはすばやく窓を蹴り飛ばして、外に全員を出す。
「窓から逃げたぞ!!」
「追えーー!!」
「「「「「「「「「「おお!!」」」」」」」」」」
王国軍は窓から逃げたシリルたちを追いかけてくる。シリルたちは急いで逃げるが王国軍は六人に徐々に迫ってくる。
「追いつかれるわ!!」
「どうすんだよ!!」
「うわぁ!!」
「迫ってくる!!」
「シリル!!」
ジュビア、ルーシィ、ナツ、グレイ、ウェンディが後ろを見ながらそう叫ぶ。一番後ろを走っているシリルは走りな
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