エドラスのシリル
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でしゅがね、陛下はそろそろ結果を求めておいでだ」
「そう慌てんな。女神が妖精を狩り尽くす日は近い」
「うむ。急いだ狩りよりもじわじわといたぶる狩りの方が面白味があるからな」
「そうだよ!それに、エルザの剣は、スゲェっていうより、スッゲェんだよ!!」
バイロをエルザは睨み、シュガーボーイ、シリル、ヒューズはエルザを擁護する。
「ぐしゅしゅしゅしゅ」
「その不気味な笑いはやめろ、バイロ」
「パンサーリリー」
するとバイロの後ろから人間ほどの大きさの黒い猫、パンサーリリーがやってくる。
「うるせぇのは好きじゃねぇ。シリル。ヒューズ。お前らもだ」
「俺もかよ!!」
「リリー。貴様は俺にそんな口をきいて良いのか?」
リリーの言葉にシリルが反応し、リリーと睨み合う。
「貴様は俺の足元にも及ばんのだよ?わかってるのか?」
「少しは口を閉じろ」
「俺に敵うようになってからそういう口をきけよ」
シリルは不機嫌なパンサーリリーにそう言う。パンサーリリーはますます不機嫌な表情になる。
「ん〜〜。機嫌悪いねぇリリー」
「フン!」
リリーはそのままシリルたちの間を通り抜けて行ってしまう。
「最近の軍備強化が不満らしいな」
「軍人なら喜ぶべきとこなのにな」
「まぁ、リリーみたいに自分の力を過信してる者ならば不機嫌になるのも致し方あるまい」
パンサーリリーの背中を見ながらシリルたちはそういう。
「それに、我が国はほぼ世界を統一した。これ以上軍備を強化する必要がないのも事実」
「ん〜〜?まだ反抗勢力が少しは残ってるからじゃねぇの?」
「それはありえんだろ?あんな雑魚は我々だけで一掃できるはずだが?」
「わっかんねぇ!!スッゲェ難しい話してんだろ!?全然わっかんねぇ!!」
シリルたちの話についていけないヒューズはそう言う。そんな四人の後ろでバイロは不気味な笑みを浮かべていた。
エドラスの妖精の尻尾にて・・・シリルside
「ウソ・・・」
「エドラスのシリル・・・王国軍にいるの?」
「なんで〜?」
ウェンディとハッピー、そしてセシリーは納得のいかないようでそう言う。そういわれ、エドウェンディたちは顔を見合わせる。
「う〜んとね・・・話すと長くなるんだけど・・・」
今から半年ほど前・・・第三者side
「まったく・・・グレイ!!ナツ!!なんなのだあれは!?なぜあそこで足がもつれるのだ!?」
「「す・・・すみません・・・」」
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