StrikerS編
第十四話「最終戦 後編」
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ッテ〜?? トライドロンの操作ミスった。」
車から出てきたのは、なのはが好いており、辛い時に助けてくれた人物。
「翔君?」
〜翔sede〜
なのはに呼ばれて念話で話す。
〈なのは、ヴィヴィオの相手は俺がする。お前はサーチャーを使って此奴を操っている奴を探せ…てか、此奴だれだ?〉
〈え、ヴィヴィオだよ姿は変わっちゃてるけど。〉
〈ヴィヴィなの彼奴??とりあえずは元に戻しますか。〉
〈了解なの。〉
なのはと俺は頷き合うと、なのははヴィヴィオから後退しヴィヴィオとなのはの間に俺が割ってはいる。
すると、ヴィヴィオは俺の顔をまっすぐと見て目じりに涙を浮かばせる。
「パパ?」
「俺のことはまだ覚えてんのか?」
どうやらヴィヴィオの記憶の中にはまだ俺の記憶が微かに残っていたようだ。しかし、そんな一縷の希望すらも奪う悪魔の囁きがヴィヴィオと俺達に響く。
『あらぁ? 陛下ぁ、なぁに動揺しちゃってるんですかぁ? そいつも貴女の本当のお父様なんかじゃないんですよ?』
「うぅ。」
『貴女は目の前の二人を倒すことだけ考えてください。その後のことは私がいろいろ考えてあげますからぁ。』
「ぐぅ……! ああああっ!!」
ヴィヴィオは頭を押さえ苦しげにうめく。なのはがそれに反応し立ち上がろうとするが、俺はそれを制する。
「ヴィヴィオ! 俺のことを覚えている今だから言うぞ! 絶対俺が助けてやる、だからお前もお前の中で戦え!!」
「……パ……パ」
その言葉を最後にヴィヴィオから虹色の魔力があふれ出した。その魔力は衝撃波ととなって二人を襲うが、俺は激気を纏いそれを片手ではじく。
魔力の奔流が止むと、ヴィヴィオは光のともっていない虚ろな瞳で俺を見ていたが、彼女の目からはとめどなく涙があふれている。
だが、彼女は態勢を低くして戦闘態勢をとった。
俺も天火星と獣拳を混ぜた
『天火獣拳』を構えながらヴィヴィオではなく恐らくゆりかご内の奥深くでヴィヴィオを操っているであろう其奴に言い切った。
「最初に言っておくぞ、お前を倒すのは俺じゃないからな。」
俺が言い切った瞬間、ヴィヴィオが殴りかかる。俺もそれに反応すると、自身もフロアを蹴りヴィヴィオの拳に自身の拳をぶつける。
そのぶつかり合いで二人の拳から紅と紫電が飛び散り凄まじい衝撃を生んだ。その影響かフロア全体に亀裂が入り、さらに二人の下のフロアは大きく陥没した。
すると、二人が弾かれた様に後方に飛ばされる。しかし、俺とヴィヴィオは互いに壁を蹴ってもう一度拳をぶつける。
だが今度のぶつかり合いは一つではなく、二人の猛烈な拳のラッシュだった。
「でりゃぁぁぁ!!」
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