4部分:第四章
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ございました」
彼女は今度は医師達に対して礼を述べた。
「兄を。どうも」
「いえ、それは」
「お気遣いなく」
二人はそれはいいとしたのだった。そうしてこの最後に己を取り戻した彼を葬るのだった。それで全てが終わったのであった。
フリードリヒ=ニーチェは死んだ。しかしその最後に彼がどうなったのか、何を話したのかは誰も知らない。その見ていたものもだ。だが彼はそこに何かを見ていたのだろう。それを知る術はないが知っている者はいた。それは確かなことでありこの世を去った彼への最後の幸せだった。
超人 完
2010・10・31
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