妖精狩り
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な中でもギルドの皆さんは忙しなく動いている。
「リアクター点火準備、座標設定、誤差修正まで5・・・4・・・3・・・2・・・1・・・マーカーにコネクト!ショックアブソーバーに魔力供給!」
「転送魔方陣はまだなのレビィ!!」
「今やってるよクソルーシィ!!」
「遅いって!!妖精狩りが来るんだぞ!!」
「だからわかってるって!!」
「「しゃべってねぇで早くやれよ!!」」
ルーシィさんとレビィさんが何やら口喧嘩してるけど・・・それを見ているとギルドの中で突然小石が宙に浮かび上がる。
「転送臨界点まで出力40%!43・・・46・・・51・・・」
レビィさんが機械を操縦しているとギルドの中がさらにざわめき出す。
「早くしろ、レビィ!」
「もたもたしてんじゃねぇ!!」
「うるさい!!出力61・・・63・・・転送まであと2分!!」
「大気が・・・震えてる・・・」
「なんだよこれ・・・」
ウェンディと俺がそう呟くとエルフマンさんが叫ぶ。
「来るぞぉ!!」
するとギルドの外に見たことのないような巨大な生物が現れた。
「なんだありゃあ!!」
「妖精狩り?」
「なんなの!!」
「一体これは〜・・・」
「 王国が妖精の尻尾を狙ってる?」
「なんで?」
「そんなの決まってるじゃない」
俺たちが話しているとエドラスのウェンディがこちらに話しかける。
「王の命令ですべての魔導士ギルドは廃止された。残っているのは世界でただ一つ、ここだけだから」
「「え?」」
「知らないでナツについてきたの?つまり私たちは、闇ギルドなのよ!」
俺とウェンディはエドウェンディの言葉に驚く。妖精の尻尾が・・・闇ギルド・・・!?
「よし!臨界点到達!ショックアブソーバー作動!転送魔方陣、展開!!」
レビィさんがそう言うと俺たちの体が浮かび上がる。
「みんな!!何かに捕まれ!!」
ルーシィさんの声が聞こえて俺はすばやく柱を掴む。
「きゃあ!!」
「ウェンディ!!」
俺はウェンディの手をつかんで離さないようにする。
「展開・・・開始!!」
俺たちは巨大な生物に踏み潰される直前で別の所へと飛んでいった。
第三者side
「転送だと?」
「ん〜〜。転送魔法か。あんなに魔力を無駄遣いする魔法を使うとは。司令塔のいなくなった奴等は・・・全く困ったものだな」
巨大な生物に乗っている女と、金髪のリーゼントヘアの男がそう言う。
「シュガーボーイ、いたのか」
「ん〜〜、本当、逃げ足の速い妖精だね」
「逃げ足だけで
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