第一六話「平均化」
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と等しく、お互いに余計な勝ち負けは無くなった。
……本当におもしれぇな!
あの時、学園都市へと逃した相手を横取りされた時。
自分達でも手こずった相手を、ジーサードリーグからの攻撃で疲弊していたとはいえ、1人でトドメを刺したというレベル5の第七位。
それを聞いた時から、1度目を合わせてみたいと、あわよくば闘いたいと思っていたが
……ここまで都合よくいきすぎると、怖いくらいだな!
闘いたかった相手が、相手から闘いを勝手に挑んできた。
学園都市の騒動、プライベーティアの暴走。その出処に、なんらかの形で自分達の依頼が繋がっている。連絡により、キンジたちバスカービルのメンバーも襲撃を受けているとのことだ。
そして、自分達が動こうとした絶妙のタイミングで、軍覇による強襲で動きを止められてしまった。
あまりにもこの騒ぎは出来過ぎている。
もしかしたらこの依頼自体が仕組まれているかもしれない。この裏で誰かが、己の目的のため、自分達を操って己の都合のいいように動かそうとしているのかもしれない。
だが、それがどうしたというのだろうか。
もしこの騒動に黒幕が居たとしても、それならばそいつに、自分達がそうそう簡単に思い通りにならないことを、物理的に教えるだけである。
何より、そんなことを考えている暇などない。今は目の前の相手と、死力を尽くして闘うのみである。
レベル5の第七位。「ナンバーセブン」と呼ばれる原石。
遠山金叉の遺伝子により生み出された人工天才。アメリカという国自体に影響を及ぼすジーサードリーグのリーダー。
そんな柵や立ち位置は無くし、今はただのバトルジャンキーとして。
……ぶつかり合おうぜ!
4度目の激突が、起こった。
4,
「じゃあ……始めましょうか」
フラクシナスの艦橋にある会議室。そこにてラタトスク、必要悪の教会、そしてもう一つの、合計3組織による会合が行われ始めていた。もちろん士道も同席している。
「フラクシナス司令官の五河琴里よ。今回はよろしくね」
「必要悪の教会所属、元天草式十字清教女教皇、神裂火織です。今回は必要悪の教会の代理の代表としてこの会合に臨ませてもらいます」
「椿・キーナだよ。この会合にこの両組織に参加して貰って本当に嬉しく思う。ありがとうね」
現在、艦橋にはこの3名以外にもステイル、インデックス、土御門、アニェーゼ、建宮などの必要悪の教会の主要メンバー、神無月や令音を始めとしたフラクシナスのサポートメンバー、椿以外の今回の騒動について詳しく知る組織のメンバー、そして上条やキリトたちがいる状態である。
会議室内に
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