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とある緋弾のソードアート・ライブ
第一六話「平均化」
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るはずだったのだ。

 だったはずなのに。

 なのに。

「Why……?……Why this guy is!?(なぜ……?……なぜこいつがここに!?)」
「決まってンだろ」

 装甲車の裏、銃撃が飛び交い銃声により他人の声など聞こえないはずの中、それは声をかけてきた。

「クソッタレな野郎どもの掃除に、ワザワザ出向いたンだよ。単純だろ?」

 直後

 力の暴力が男を襲った。







2,







 アリア・レキ・ワトソン・ジャンヌはホテルの階段を駆け下り、急ぎ激戦が行われている駐車場に向かっていた。

 現在、アリアたちは2チームに分かれ行動している。

 アリアたちは地下駐車場にて襲われている武藤たちの救援が目的だ。恐らくは学園都市の何らかの組織が強襲したに違いない。もしくは自分たちへの依頼が「罠」であるかの可能性もあるが、急行しなければならないのには変わりない。

 キンジ・白雪・理子・中空知・平賀・あかりはホテルの従業員や宿泊者の避難誘導を行っている。武偵手帳の徽章を見せ、ホテルの従業員に避難の要請をしたところ、どうやらホテル近くに、空間震用に建てられた地下シェルターがあるらしく、そこに行けば地下通路から学区外の警備員の詰所まで避難できるとのことだった。そのためには正面入り口の連中をどうにかしなければならないが、そこはキンジたちのことだ。どうにかしてくれるだろう。

 階段を下り終え、ようやく地下の駐車場に辿り着く。密室であり隔離させる可能性のあるエレベーターを使うわけにはいかなかったので、随分時間がかかってしまった。

 ……大丈夫かしら……!

 階段の扉の周りに膝をつきスタンバイ。他の皆と顔を合わせ、アリアの合図で突入することになる。

 扉越し、かなり大きな銃声も聞こえてくる。相当酷い状況になっているのだろう。

 全員が持ち場についたのを確認する。

「行くわよ……3、2、1、GO!」

 扉を開ける。突入する。


 ??


 状況はアリアが思っていた通りでもあり、しかし違うものだった。

 確かにそこは、銃声が鳴り、銃弾が飛び交う戦場であった。武藤や志乃たちは、彼が乗ってきた装甲車に身を隠し、敵の攻撃を凌いでいた。扉を開けた瞬間、銃弾が飛んでくるほどなのだから、更に駐車場の奥にいる武藤たちはかなり苦しい闘いを強いられていた。

 しかし、押されているのは襲撃した男たちの方だった。

 男たちはこちらに銃撃を加えてくる。人数も救援に来たこちらより遥かに多く、武器も、見ただけだがアメリカやロシアの軍事機関で使われている最新式だ。明らかに戦力的にはこちらが何歩か遅れている。

 だがその多くの兵力は
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