マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0987話
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だろう事を思えば当然か。
そう判断し、話題を変える。
「重慶ハイヴを攻略しても、それを守るのも結構大変なんじゃないか? 何せ、近くには敦煌ハイヴとマンダレーハイヴがある。……まぁ、ヨーロッパと違ってフェイズ5がまだそれ程多くないのが救いかもしれないが」
『ふふっ、確かにね。ヨーロッパは色々な意味で厳しくなるだろう。……もっとも、第3世代機のタイフーンの数も多くなってきたし、何より今回はシャドウミラーの援軍もあるしね』
「欧州連合軍にしてみれば、自分達だけで攻略したいというのが正直な気持ちだろうが」
『ははは。まぁ、いざという時の援軍として控えているだけで報酬を貰えるんだから、楽でいいと思うけどね』
「なら、重慶ハイヴの方でもそうしてくれてもいいんだが?」
今回攻略する、ウランバートルハイヴ、ブラゴエスチェンスクハイヴ、重慶ハイヴ、ブダペストハイヴのうち、前者3つは最初からシャドウミラーが戦闘に加わる事になっている。
だがブダペストハイヴに関しては、前回のリヨンハイヴの時と同様に最初は欧州連合軍と国連軍だけでハイヴ攻略作戦を実地することになっていた。
自分達だけでハイヴを攻略したいという欧州連合軍の気持ちも分かるし、もしそれが叶えば大きな自信になるというのも理解出来る。
だが欧州連合軍の第3世代機でもあるEF-2000の数が揃っており、リニアガン・タンク、ガン・ルゥの数も揃っているとしても……拘り過ぎなようにも感じられるんだよな。
この辺はプライドや自立心といったものの発露ではあるんだろうが……
自らの実力に過信したとかじゃないといいんだけどな。
『ふふ、それはさすがに無理だね。欧州軍がそういう真似を出来るのは、やはり第3世代機を大々的に量産しているからだよ。飛鳥計画の機体が完成して量産されれば可能かもしれないけど、そうなるにはもう暫く時間が掛かるだろうね。不知火の数自体もそれ程多くはないし』
MS研究という面では、このマブラヴ世界で一歩も二歩も飛び抜けた存在が日本帝国だ。夕呼のドジから始まった成り行きに近いものではあったが、結果的には上手く転がったからこその成果だろう。
それでも未だに飛鳥計画の機体が完成していないという事は、恐らく俺達に譲渡した飛鳥計画の機体よりも随分と違った物になっている筈だ。
こうなると、あの時に飛鳥計画の機体を譲渡して貰ったのはちょっと早まったかもしれないか? いや、寧ろそれがなければストライクダガーが日本に渡る事がなかったんだから、言ってもしょうがないか。
恐らくではあるが、飛鳥計画の機体は戦術機というよりは戦術機とMSの合いの子、いやハイブリットな感じになっているのだろう。
「そうだな、その機体がお目見えするのを楽しみにしてるよ」
『ああ、任せて欲しい
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