暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはstrikers――六課の鷹――
第二話
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しやすい様にバックアップをお願い」ティアナがホークに念話を送る。
「ランスター、了解した。お前の指示通りにナカジマとモンディアルを動きやすくするために真上から光線銃でサポートする。ダメージは入っても期待はするな、殺傷能力や破壊能力は皆無だ。足止めにしか使えないぜ」
 ミッションが始まると同時にホークは隣接している屋根をジャンプして回る。背後から、二つの光線銃を巧みに使い分けて攻撃する。攻撃こそ当たっているが、全く怯まない。何故なら――
「ちっ! こいつら、俺の光線銃の特性を見抜いてやがるのか。耐久こそ、少しは削れたが完全に動きを止められねえ! 前衛、何とかしろ!!」
「了解! うおぉぉぉぉぉ!」
 逃走する四機のターゲットをスバルは追跡し、跳躍すると同時に拳に纏わせた魔力を一気に放出するが、その挙動を見破っていたのかすぐにターゲットが反応してかわす。
「何これ、動き早っ!?」
 その視線の先では、エリオがターゲットの攻撃を回避しながら壁を跳躍し、接近しているところだった。槍を振り魔力を放出するも、その攻撃もまた外れる。
「駄目だ……ふわふわ避けられて、当たらない……」
「前衛二人、分散しすぎ! ちょっとは後ろのこと考えて!」
「あ、はい!」
「ごめん!」
 ティアナの声が飛ぶと同時に、地上ではターゲット八機が合流して逃走を続けていた。
「ちびっ子、威力強化お願い」
「はい。――ケリュケイオン!」
 威力強化を受けたティアナが放ったオレンジ色の弾丸は、ターゲットに届く前に、消えた。
「バリア!?」
「……違います。フィールド系!?」
「魔力が消された!?」
「それに――」となのはが続ける。
 その言葉が終わる前に、スバルがウィングロードを展開してガジェットを追いかける。
「AMFを全開にされると……」
 ガジェットのAMFが一瞬光ったかと思うと、今度はスバルのウィングロードが途中で途切れ、追跡に失敗する。結果、彼女は窓ガラスに突っ込む形となった。
「飛翔や足場作り、移動系魔法の運用も困難になる。スバル、大丈夫?」
「対抗する方法はいくつかあるよ。どうすればいいか、すばやく考えて、すばやく動いてみて」
「もう既に答えは出ているんだけどな」とホークが言う。
 彼は既に一機のガジェットを捕まえていた。そのままの状態で、回転しながらジャンプして地面に押し潰した。所謂、ローリングプレスだ。軽くガジェットがへこんだ程度なので、すかさず追い打ちをかけるためにジェットブーツモードから両手剣モードへと切り替えた。バインドで拘束しつつ、蒼く燃えた剣を振り上げる。
「超! 烈! 風!」 
 叫び声と共に、ガジェットを空中に拘束しながらメッタ切りにする。急降下して地面に叩きつける。余程本気でやったせいか、ガジェットが原型を留めて
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