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魔法少女リリカルなのはstrikers――六課の鷹――
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リーから一言」となのはからシャーリーと呼ばれた女性に話を振る。
「メカニックデザイナー兼機動六課通信主任の、シャリオ・フィニーノ一等陸士です。みんなは『シャーリー』って呼ぶので、よかったらそう呼んでね。みんなのデバイスを改良したり、調整したりもするので時々訓練を見せてもらったりします。相談があれば遠慮なく言ってね!」
「「はい!」」とホーク以外の四人が答える。
「それとホーク・ネヴィル三等陸士。君はデバイスを道具の様に、武器の様に扱う傾向があるみたいだけど……。そういうことは今後しないように」
「その点も気を付ける。意識して立ちまわさせてもらうぜ」とホークは苦い顔しつつも、返答した。
「……じゃあ、早速訓練に入ろうか」
なのはがそう言う。しかし、ここには訓練できるような場所でなければ、はっきり言ってこの場所に訓練できるようなスペースは無く、目の前にはザーザーと言う波音を立てている海が広がっている。
「は、はい……」
「でも、ここで、ですか?」
「シャーリー」
スバルとティアナの問いに、なのはさんは不敵な笑みを浮かべ、シャーリーを呼んだ。呼ばれた本人は右手を挙げて笑っている。そして右手を振り、九種類の空間モニターを開いた。
「機動六課自慢の訓練スペース。なのはさんが完全監修、陸戦用空間シミュレーター。ステージ・セット!」とシャリオ・フィニーノが叫ぶ。
その細い指が、スイッチを押した。海の上に浮かんでいた、でかいプレートが光った途端に巨大なビル郡が姿を現した。同時に目の前の海に、ビルの山が現れる。一瞬で現れたので、フォワード陣の五名は驚嘆の感情を表に出していた。彼らも空間シミュレーターなら何度か使った経験こそあるだろう。しかし、これだけのスケールなのは初めてだ。驚く彼らに配慮しつつ、なのははフォワード陣五名に模擬戦訓練のスタートポイントを教える。教わったフォワード陣はそのポイントへと向かう。
「よし、と。みんな、聞こえる?」と訓練用の無線を通じ、なのはが問う。
「はい!」とフォワード陣の全員が覇気良く答える。
「じゃあ、早速ターゲットを出していこうか。まずは軽く八体から」
「動作レベルC、攻撃精度Dってとこですかね」というシャーリーの問いに対し、なのはが「うん」と頷く。
地面に、複数のミッドチルダ魔法陣が現れる。輝きを増した魔法陣から、カプセルを大きくしたような機械が八機、現れた。
「自律行動型の魔導機械。これは近づくと攻撃してくるタイプね。攻撃も結構鋭いよ」と簡潔にシャーリーが軽く説明する。
「では、第一回模擬戦訓練。ミッション目的、逃走するターゲットの捕獲、又は破壊。一五分以内」なのはの言葉と同時にフォワード陣の顔つきが真剣になる。
「それじゃあ、ミッションスタート!!」
C
「ホーク。前衛二人が対処
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