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魔法少女リリカルなのはstrikers――六課の鷹――
第二話
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り出す。スバル・ティアナ以外のメンバーも機動六課の新たなフォワード陣に入ることを知ったので情報を整理、赤髪の少年と桃髪の少女のデータを見ていた。
 赤髪の少年――エリオ・モンディアルは、魔法体系の基本は近代ベルカ式だが、機動系に関してのみ一部ミッドチルダ式。魔力変換資質「電気」を保有しており、変換プロセスを踏むことなく電気を発生させることが出来る。高速機動を主軸とするスタイルで、敵を殲滅・突破する型の騎士。
 桃髪の少女――キャロ・ル・ルシエは、第六管理世界アルザス地方の竜と共に暮らす少数民族「ル・ルシエ」の出身、竜を使役する巫女としての類い稀なる素質を持っていたがその力を恐れた長老から集落を追放された。魔法体系はミッドチルダ式・魔力光はピンク色で、レアスキル「竜召喚」を持つ召喚魔導師。召喚魔法以外にブースト系魔法にも長けているが、彼女自身の戦闘力は低い。
「なるほど……。テスタロッサ・ハラオウンが引き抜いたのか。面子こそ悪くは無いが経験が不足はやはり否めない。高町たちがどう鍛えるか、楽しみだな」
 ホークはそう呟いてから、ゆっくりと瞼を閉じた。もうすぐ始まる本格的な武装隊で自分がどこまで強くなれるか、という一点を思いながら。
 あっという間に一週間の時が流れ、今日は機動六課の稼働初日。ホークも六課の支給されたスーツに身を纏っている。この様な堅苦しい服装は好みではないのだが、そういう訳にもいかないだろう。陸士部隊の制服に身を包んだ隊員とバックヤード陣(といっても全員ではないらしい)が整列して、その時を待っていた。
「機動六課課長、そして、この本部隊舎の総部隊長、八神はやてです」
 八神はやて二佐が登壇し、集まった面々を見渡す。そのはやての後ろには高町なのは一等空尉、フェイト・テスタロッサ・ハラオウン執務官、グリフィス・ロウラン准陸尉の四名が壇上に上がっており、シグナム二等空尉、ヴィータ三等空尉、シャマル医務官がいる。
「平和と法の守護者、時空管理局の部隊として事件に立ち向かい、人々を守っていくことが、私たちの使命であり成すべきことです。――実績と実力に溢れた指揮官陣。若く可能性に溢れたフォワード陣。それぞれ優れた専門技術の持ち主の、メカニックやバックヤードスタッフ。全員が一丸となって、事件に立ち向かっていけると信じています。……まぁ、長い挨拶は嫌われるんで、以上ここまで。機動六課課長及び部隊長、八神はやてでした!」
 部隊の稼動式は無事に終わる。稼働式が終わった後、同じフォワードメンバーと顔を合わせるためだ。エリオとキャロを見つけたので、「おい」っとホークが声をかけた。
「お前達が、エリオ・モンディアルとキャロ・ル・ルシエだな?」
 いつもと変わらない口調で話すホーク。いつもの口調がやや高圧的な影響もあるせいなのか、キャロは軽く怯えたよ
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