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魔法少女リリカルなのはstrikers――六課の鷹――
第二話
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た都市街。そのビルの一角の上に、二人の少女。一人は拳型のデバイスを身につけ、バシバシと胸の前に拳を打ち鳴らす。そのまま、気合の入ったシャドーをする青髪の少女。もう一人のオレンジ髪の少女は、その後ろで拳銃型のデバイスを調整している。ホークは資料を片手に、ウインドウ画面で試験を受ける二人の少女を見比べる。
(時空管理局陸士三八六部隊に所属しているスバル・ナカジマ、ティアナ・ランスター。どちらも階級は二等陸士。……Bランクは一般に最初に立ちふさがる高い壁だからな。適性や役割を見させて貰うか)
「どう? 八神二等陸佐の見つけた子達は?」とフェイトがホークに問う。
「伸び代のある良い素材って言っていたが、こればかりは空中でお手並み拝見と行こうじゃねえか」
「そろそろ始まるみたいやで」
「用事がある時や感想を言いたい時以外は、通信しねえからな」
 通信を切ると同時に試験が始まり、モニターウインドウの一点に集中した。
 

 U
「手早いな……。なるほど、二手に分かれ、ナカジマが建物内から、ランスターが建物外からターゲットを破壊したのか」とホークが評価する。
「いいコンビだね」
「そやけど、難関はまだまだ続くよ、特にこれが出てくると受験者の半分以上が脱落する事になる、大型オートスフィア」 
「今の二人のスキルだと普通なら、防御も回避も難しい中距離自動型の狙撃スフィア」 
「どうやって切り抜けるか、知恵と勇気の見せどころや」
(やはり、あのナカジマって奴……。昔、俺が暴走族に入る前にチームを組んでいたあの女にそっくりだ。荒さこそ目立つが、雰囲気と戦い方も……瓜二つ)
「ホーク? 大丈夫かな?」
 神妙な顔つきで何やり考え事をしているホークに心配になったのか、フェイトが思わず声をかけた。
「いや、何でも無い。もし、あの能力を持っている自分ならば、どう切り抜けるかって考えてた。八神の言う通り、示しを見せてもらうぜ」 
 その後、二人は順調に関門をクリアしていく。「Cランクの連中にとってはだが、あれらの猛攻を意図も簡単に突破するとは」と感心しっぱなしのホーク、「伸び代がありそう」と評価をしていた時だった。
「うおわぁ!?」
 流れ弾が飛んできた。それは、撃ち漏らしたスフィアからの攻撃を避けながら迎撃したティアナのものだろう。ブルー・メテオの操縦艇を握り咄嗟に反転させ、魔力弾の攻撃を跳ね返す。急な驚嘆の声が響いたのか、はやてが心配する
「ホーク、大丈夫か?」と心配するはやて。
「ああ、咄嗟にこいつをローリングで弾いたからな。幸い、大分距離もあったから弾速も弱まっていたから何とでもなった」と、得意げにホークは返答する。
「その様子だと、大丈夫そうだね」と、安堵するフェイト。
「俺とブルー・メテオの心配よりも、ウインドウ画面を見た方が良
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