暁 〜小説投稿サイト〜
詩集「棘」
To not give up forever

[8]前話 [2]次話


陽のあたる この場所で
僕は一人 風を受けて
待つことの愚かさを
知り尽くして 尚 君を待つ

遥かなる空 飛び越えて
君の元へと行けたなら
このくだらない現実さえも
淡く浮かんだ夢となる

To not give up forever
誰にも君を渡したくはない
閉じゆくこの狭い世界 歪み
崩れ果てたとしても…


影伸びる 夕暮れに
君を想い 黄昏て
心に刃突き立てる
痛む胸で 今も 君探す

アンバランスな夢現
一足先は地の底へ
あの一筋の紅い光は
霞む世界を幻(ユメ)とする

To not give up forever
君の温もり独り占めしたい
儚くこの薄い精神(ココロ) 揺らぎ
壊れ去ったとしても…

To not give up forever
君の影ない この虚しい場所
いつかは飛び出して 君と一緒に…
駆け出すことを望む




[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ