先輩マジパニック、同級生マジパニック、後輩マジパニック
[2/4]
[1]次 [9]前 最後 最初
なに?
うーん、爺ちゃんが犯してるんだよ。
あの白いワゴンに乗ってた子を。
さるぐつわカマしてさ。
あのさ、その当時90近いんだよ?ウチの爺ちゃん。
そりゃ普段の様子から見て、元気だなーとは思ってたけど。
まさか、そんな精力まであるとは思ってもいなかったサ。
俺は、そのまま居間の戸を閉めて
そそくさと二階の自分の部屋に上がったよ。
通報なんてしたら爺ちゃん捕まっちゃうだろうし
なんていうかその日は自分の部屋から出なかった。
はっきり言って怖かったんだよね。
あの時の爺ちゃんの顔。
思った事と言えば、女性の好みは遺伝してるんだなって事。
アホでしょ。
うん、今でもそうだと思う。あ、文章で気付いてた?w
いや、そのときはあんまり考えたくなかったのかも。
爺ちゃんの怖い顔見るの、僕は死ぬほど嫌いだから。
次の日の朝、なんとなく思ってたとおり
白いワゴンもなくなってたし。
女の子もいなかった。
そのまま爺ちゃんの作った焼き魚食って、学校行ったんだ。
モーちゃんにも、スン輔にもこの事話せなくてさ・・・
だって、なんて言えばいいのサ。
「うちの爺ちゃん、昨日19の子を犯してたんだよね」って?
新手のAVの悪影響かと思われるよ。
・・・・いや、今時そういうのアリそうだねw
そうそう、その日に校内放送かかってさ
放課後、アイス買い食いしてた生徒の呼び出しがあったんだよね。
顔もみーんな割れてて、あっさり犯人学生はみーんなでお説教くらって。
ウチの田んぼの清掃っていうか、ぽい捨てしたアイスの袋やら棒の回収をする事になったんだ。
ヤだったよ、先輩とかがウチに謝りにくるんだよ?
絶対、後で僕に飛び火するでしょ。
校内いじめ確定だよ。
校内いじめの典型的な形式だよ。
『現代版 いじめに対する解釈 』とかいう教員向けの教科書に
絶対に乗る一例だよ、これ。
そう思ったから、とりあえず早退して一目散に家帰ってサ
僕がここに住んでるって事、バレないようにって。
馬鹿だよね、タメがバラしたら一発なのに。
いよいよ呼び鈴が鳴って、ポイ捨てした生徒たちがウチに謝りにきたんだ。
先生が率先して生徒たちにも謝らせてた。
形式的だったけど、爺ちゃんはすごい丁寧に対応してた。
それじゃ是非って事で、うちの田んぼのゴミ収集が開始されることになってさ。
爺ちゃんが有刺鉄線を外して、先生と生徒に「どうぞ」ってね。
見つからないように、窓からその様子みてたんだけど。
ポイ捨てした学生の中にはモーちゃんもいてさ、
なんだよ、あいつもやったのかよって思ってた。
それにしても、これから田んぼに入ってダルい
[1]次 [9]前 最後 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ