第七話 発動!結界コントローラー!
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翌日
「ふぁ〜・・・」
眠い目をこする翼。昨夜の特訓に次ぐ特訓に疲労が回復し切れなかったらしい。
すると会場で待っていた香澄と新之助。
「翼!よれている場合じゃないぞ!」
「早く!」
「ふぇいふぇい・・・」
香澄に背中を押されて選手控室へ向かう途中だった。
「「「!!」」」
何やら不気味な気配を感じ取り三人が足を止めると周囲が薄暗くなってきた。
「な!なに!?」
「空間が・・・歪んでる!?」
暗闇となっていく周囲・・・そして天井が歪み始めるとその中心から巨大な目玉が飛び出した。
「あ!あの目玉!」
そう・・・その目玉は数々の異変の時に現れていた目玉・・・誰かに憑依しようとせずそのまま実体化を始めた。
それは・・・
「武者・・・ザク?」
武者姿のザクだった・・・それはプラモではなく自分達と同じくらいの大きさであり生きているようだ。
「余興?か・・・」
「とりあえず・・・お友達になりに来たわけでもなさそう」
翼達はこの空間から脱出を図ろうとするが脱出ができない。
『とうとう着やがったか!奴ら』
「烈斗?」
翼の懐から出て来た烈斗。すると武者ザクは抜刀し翼に狙いを定め振り下ろした。
「!!」
突然の事で翼が身動きできないとそばにいた香澄が懐から玉を取り出し武者ザクに向かって投げつけた。
玉が武者ザクの顔面に当ると爆発し目を回した。
そのショックで我に返った翼は・・・
「お前!火薬なんて持ち歩いてるのか!!」
「ふ・・・私は忍者・・・こういうアイテム作るのはお手の物」
「・・・良いの?勝手にそんな物作って・・・」
助かったのだが香澄の行為に対して冷や汗を流す翼。
「ちょっと!お二人さん!」
新之助が慌てて指さすと・・・
『グオオオオオオオオオオオオオ!!』
香澄の火薬玉で目を回した武者ザクは怒り狂って翼たち刀を向けると香澄は再び懐に手をやると何かの玉を取り出し地面に投げつけた。
すると爆発と共に密度の濃い煙で周囲がつつまれる。
「げほげほ!煙玉まで持ち歩いてるのかよ!?」
「最近はこれくらい持ってないと!ほらこっち!」
煙に紛れながら香澄が翼と新之助の手を引いてその場からの離脱を図った。
「お!開いた!はい!二人は逃げる!」
「「ええ!」」
幸い非常階段が空いたのでそこから香澄は二人を逃がし背中から2本の棒を取り出すと連結させると槍に変形させた。
『ねぇ・・・香澄あんた何者よ』
「だから言ったでしょ・・・あたしは忍者」
天津にツッコミを入れられながらも香澄は仕込み槍を構える。
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