マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0985話
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う。
とにかく、このマブラヴ世界ではBETAの基地となるハイヴの数が多すぎる。
この世界の軍事技術を考えれば、それでも寧ろ頑張っている方だと言えるのかもしれないが……それでもやはり、今までのツケが回りに回ってきている形だ。
「それと、当然シャドウミラーに対する援軍を要求するようなら、相応の報酬の提示を忘れないようにな」
『ええ、その辺はエザリアさんから十分に言われていますわ。アトリエのないフェイズの攻略に参加する場合、今まで国連やアメリカが得たG元素を要求するとか。あの方、以前から思っていましたが色々と怖い方ですわね』
「何だ、雪広財閥の交渉をしてきたって割には随分と弱気だな」
その言葉に、拗ねたように視線を逸らすあやか。
『確かに経験はそれなりに積んできたつもりですが……結局は雪広財閥の娘という事で手加減されていたんですわ』
なるほど。それがエザリアの本気の交渉を見て自信をなくしたか。
「確かにな。エザリアは、レオンが来るまではシャドウミラーの政治や外交交渉を一手に引き受けていた人物だ。その経験はかなり大きいだろう」
『ええ。千鶴さんも少し自信をなくしているように見えますわね』
「逆に考えれば、これからお前達はどこまでも高みに昇れるって事だろう? 時の指輪を身につけたんだから」
『……そうですわね。そう考えれば、寧ろエザリアさんのような方がいるというのはありがたいと言えるのかもしれませんわね』
笑みを浮かべるあやか。
そのまま20分程話し、完全に立ち直ったと判断して通信を終えるのだった。
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